ふるさと特派員さんから桜の開花情報が次々と届いていますが、朝来市内では散り始めたところも見られるようになりました。
今回は、竹田城跡や雲海とは違った竹田の魅力「桜観賞」にスポットを当ててまちを散策したいと思います。
播但線竹田駅を下車すると満開の桜が出迎えてくれます。
但馬最古の石橋と言い伝えられている「恵比寿橋」です。
この辺りの桜は散り始めています。
背後には桜が満開の竹田城跡が見えます。
表米神社の鳥居越しに竹田城跡が見えます。
表米神社の境内には半円形に6段の石積みが施された相撲桟敷が残っています。
全国的にも珍しいと言われています。
表米神社から向かいの山を見渡すと桜が咲き誇る立雲峡を見ることができます。
雲海に浮かぶ「天空の城」の展望スポットで知られる立雲峡ですが、「但馬吉野」とも呼ばれる山陰随一の山桜の名所です。
竹田城跡の向かいの山にあるので、当時の城主が遠見の桜を楽しんだとの話もあるそうです。
竹田城は、別名「虎臥城」と呼ばれており、その別名が公園の名前になっています。
公園の一角にあるしだれ桜が満開です。
寺町通りは、かつて武家屋敷があったと伝えられ、道筋に歴代竹田城主の菩提寺が4カ寺並んでいます。
満開の桜がお寺の白壁と調和し、川面に映る桜とあわせてとても風情があります。
ちなみに、この小川は、地元で「絹屋溝」と呼んでいる用水路です。
竹田城跡の駅裏登山道入口周辺は、秋には真っ赤に色づく美しい紅葉で彩られ、紅葉の名所にもなっています。
但馬地域の駅としては珍しく、竹田駅は町の中心部に建設されたそうです。
このため、駅舎と城下町の風情とが調和した竹田独特の雰囲気を生み出しています。
円山川沿いまで足を運ぶと堤防沿い桜が満開です。
河川敷に下りると青い空を背景に満開の桜を満喫することができます。
円山川沿いの桜並木は1.5kmほど下流の加都橋付近まで続きます。
さらに足を延ばして加都橋を渡ると菜の花が満開で、桜並木との共演を楽しむことができます。
4月上旬から見ごろを迎えた朝来市内の桜ですが、週末までは楽しめそうです。
天候もよさそうなので、密を避けながらお出かけされてはいかがでしょうか。
日が暮れるとぼんぼりに灯がともされ、幻想的な世界が広がります。
見上げると桜のライトアップで照らされた灯りによって竹田城跡が浮かび上がって見えます。
夜桜ライトアップのイベントは4/10まで行われています。