ふるさと特派員さんから桜の開花情報が次々と届き、但馬にもようやく春が到来しました。
今日は朝来市山東町を流れる柴川沿いに上流から下流へ桜風景を楽しみながら散策したいと思います。
柴川は、但馬と丹波の境に位置する遠阪峠(とおざかとうげ)を源流とし、途中で粟鹿川(あわががわ)や与布土川(よふどがわ)と合流し、和田山高校の近くで円山川へ注いでいます。
最も上流の集落から桜風景の散策スタートです。
スタート地点の地名は川の名前と同じ兵庫県朝来市山東町柴です。
少し下流に進むと、北近畿豊岡自動車道が頭上で交差します。
のどかな田園風景が広がります。
次に出会ったのは桜満開のポケットパークです。
近くにはしだれ桜が美しいことで知られている大同寺があります。
大同寺は、平安時代の807年(大同2)創建と伝えられている古いお寺です。
秋の紅葉も見事ですが、春の八重紅しだれ桜が美しいことで知られています。
満開まではもう少し時間がかかりそうです。
また少し下流に進むと、満開の桜に包まれたしばかわ親水公園があります。
しばかわ親水公園は、兵庫県が1991年から10年かけて進めたふるさと桜づつみ回廊計画にあわせて整備されたそうです。
ふるさと桜づつみ回廊は、瀬戸内海から日本海を結ぶ延長約170kmの河川沿いを約5万本の桜でつないだものです。
整備されて20年以上経過し、立派な「さくら並木」に成長していますね。
しばかわ親水公園で少し休憩後、桜散策を再開です。
川沿いから少し離れてみると、田園風景に延々と続く桜並木が印象的です。
国道427号線と交差する地点で左手の柴川と右手の粟鹿川が合流します。
両方の河川沿いで桜並木が満開です。
桜散策の最大の見どころです。
柴川と粟鹿川が合流した後は、柴川として矢名瀬町付近を流れていきます。
矢名瀬町には江戸時代に創業された2つの造り酒屋があり、旧街道の町並みが広がっています。
さらに下流に進むと、2つめの国道9号線と交差します。
さらに進むと左手の柴川は右手の与布土川と合流します。
ここから下流は与布土川として流れていくので、桜散策はここでゴールです。
朝来市内には桜並木のある河川が各地にあるので、自然豊かな川と桜を楽しみながら散策される方にはオススメです。
桜散策のゴール地点から与布土川沿いに下流へ進んでいくと和田山高校付近の桜並木があります。
たじまブラザーズさんも投稿されていますが、桜並木は今が満開です。
お出かけの際に立ち寄られてはいかがでしょうか。
2022但馬桜だより
取材日2022年4月9日
取材日2022年3月12日、3月19日