師走を迎え、朝来市内では冬の風物詩となった「イルミネーション」が登場しています。
今回は、朝来市防災センター(朝来市和田山町枚田)の前で行われるペットボトルツリーのライトアップを訪れました。
朝来市防災センターは、近くに円山川が流れ、ペットボトルツリーの背後には竹田城跡や北近畿豊岡自動車道が見えるため、ライトアップと風景をあわせて楽しむことのできる場所にあります。
12月12日(土)午後4時30分、ペットボトルツリーがライトアップされました。
夕暮れ時で遠くに竹田城跡を眺めることができます。
ペットボトルツリーのライトアップは、「子どもと大人が一緒に楽しめることができないか」という思いから、2014年にはじまりました。
例年は、和田山地区地域自治協議会の皆さんと枚田小学校の子どもたちがペットボトルツリーを制作しているそうですが、今年は新型コロナウイルス感染症対策のため、自治協議会の皆さんが制作されました。
ツリーは、ペットボトル1本1本に赤や青のカラーセロハンを貼り付け、内側からライトで照らし、ピラミッド型に積み上げ電飾で巻いてつくられています。
しばらくして再度訪れると、暗闇の中に幻想的な空間が浮かび上がっていました。
円山川沿いに視界を遮るものがないため、播但線を利用される方は車窓からライトアップを眺めることができそうです。
背後に見えていた竹田城跡は見えなくなりましたが、雨で濡れた路面に光が照らされ、幻想的な雰囲気を醸し出しています。
昨年は「ガンバレ和田山」のメッセージが添えられていましたが、今年は世相を反映してか「コロナにマケルナ」でした。
地域の方の強いメッセージが伝わります。
防災センターもイルミネーションに包まれています。
新型コロナウイルスに終始した1年でしたが、和田山地区地域自治協議会の皆さんにより今年もペットボトルツリーが点灯されました。
冷え込みの厳しい季節となりましたが、暖かくして手作りの灯りに包まれにお出かけされてはいかがでしょうか。
点灯期間
2020年12月12日(土)~2021年01月08日(金)
点灯時間
16時30分〜22時00分
12月21日、厳しい寒波がようやく緩み、久しぶりの晴れ間がのぞきました。
ペットボトルツリーの延長線上に、沈んだ夕陽の灯りで竹田城跡の輪郭が浮かび上がっていたので、思わず撮った1枚です。