12月16日から本格的に降り始めた雪。昨年もその前もあまり降りませんでしたから、雪がきたーーって感じです。
そんな雪景色をもとめて、出石を訪れました。出石は伝統的建造物群保存地区のまちですから、雪の白、瓦の黒、壁の白とねずみ色といったモノトーンを想像されるかもしれませんね。でも、さにあらずです。
参道も鳥居も石灯篭もすべて雪をかぶっています。聞こえるのは鳥の声と枝からずり落ちる雪の音だけ、、。
そこを抜けると、、。
初詣を待つばかりの出石神社の門が見えてきます。しめ縄は氏子有志の皆さんによる手作りで、12月6日に奉納されたものです。雪に朱色が一層映えます。
門を入り、振り返るとこんな感じ。お正月はもうすぐ。来年は良い年でありますように。
出石城跡の写真の定番は、やっぱりこれでしょう。隅櫓と鳥居と雪。
鳥居の合わせ鏡。奥に吸い込まれそうです。
反対側の隅櫓と石垣。こちらは静かにたたずんでいる風情です。
出石のシンボルといったら辰鼓楼。明治4年、旧三の丸大手門脇の櫓台に建設された鼓楼です。当時は1時間ごとに太鼓で時(辰)を告げていました。(参照:豊岡市HP)
このアングルと白黒写真風でいかがでしょう。
出石のまちには土壁が良くにあいます。出石酒造さんの酒蔵です。以前は壁がひび割れていましたが、きれいに修復されています。出石の景観を守ろうとする熱い心を感じたます。こちらで販売されている「楽々鶴(ささづる)」を熱い燗でいただきたい。
願成寺さんの山門です。左右に達磨さまが置かれています。「寒~う」と言って手を袖に入れて温めている、訳ではありません。
元和2年(1616)に沢庵和尚が再興したことから沢庵寺とも呼ばれ、代々出石城主の菩提寺として崇拝を受けました。(参照:但馬國出石観光協会HP)
本堂からの雪ずりが結構な高さになっていますが、2日ほど降っただけです。ドカ雪の時には屋根まで届くのではないかしらん。
最後におまけです。沢庵寺のたくあん漬(500円)です。これを食べずしてたくあん漬を語ることなかれ(個人的感想です)
体が冷えたので、熱いお茶漬でいただきたい。