兵庫県美方郡新温泉町にある湯村温泉は、夢千代の里として知られ、東京ディズニーランドと同じ半径400mの円の中に収まる大きさで、とても散策しやすい温泉まちです。
そのため、まちなかには、より楽しく散策できる様々な仕掛けが散りばめられています。
今回は様々な仕掛けの中でも、アートなまちづくり『You-murART』(Yumuraとartの造語)に注目して湯村温泉を散策して見たいと思います。
荒湯近くのポケットパークにフォトスポットとして設置されたYumuraロゴモニュメントです。
よく見ると「a」がハートになっています。
湯村温泉で行われているイベント『幸せの隠れハートを探せ!』とコラボしているのでしょうか。
3Dトリックアートは、観光による地域振興をめざして新温泉町が中心となって設置したもので、湯村温泉には2つあります。
1つめは、ダイハツオート三輪「ミゼットCM-8」が壁から飛び出した3Dトリックアートで、夢千代館裏に設置されています。
また、トリックアートの左側には1963年(昭和38)製の一人乗り三輪トラック「ハンビー」の実車も展示されています。
ちなみに、夢千代館の館内には、夢千代日記で描かれた昭和30年代の懐かしい湯村温泉の町並みが再現されています。
2つめは、大きなチワワが舌を出している3Dトリックアートで、わんにゃんハウスの横に設置されています。
大きなチワワに顔を舐められているような写真が取れます。
わんにゃんハウスは、国道9号線沿いの全但バス湯村温泉営業所の近くにあり、天然温泉を利用したペット専用の露天風呂が自慢の施設です。
町の商店1軒1軒が良くならないと温泉街は成り立たないというコンセプトのもと、2015年から湯村温泉街の商店を紹介する『おもしろポスター』が作成されています。
ユニークなキャッチコピーと合わせてアートなポスターに仕上がっています。
一つ紹介すると
岡田薬局さんのキャッチコピーは、『良い眼薬あります』。
近くで見るとアインシュタインですが・・・
離れて見るとモンローに見えます。
本当に良い目薬ですね?
ほかにも座布団1枚もののポスターが店頭に掲示されており、ポスターを探して歩くだけでも楽しめます。
このほかにも、湯村温泉では期間限定のアートなイベントも行われています。
2020年は、4月から7月にかけて「夢ナリエ」が行われました。
和風の模様が刻まれた竹の灯籠が温泉街を幻想的に照らすアートな企画です。
光の芸術を満喫しながら夜の温泉街を散策することができます。
(写真は湯村温泉観光協会提供)
湯村温泉の春来川沿いに、夏の風物詩として「ジャンボ絵灯籠」が登場します。
川の柵に取り付けられた美人画の灯籠の明かりで温泉街の夜を彩ります。
2020年は、湯村温泉のイメージキャラクラー「ゆむら千代」を描いた絵灯籠も登場していました。
(写真はふるさと特派員たじマンさん提供)
なお、イベント情報は事前に湯村温泉観光協会にお問い合わせください。
⇒湯村温泉観光協会ホームページ
まちを楽しく散策できるための様々なアートな仕掛けが散りばめられている湯村温泉。
温泉とアートで心身の癒しをされてはいかがでしょうか。