天候に恵まれたゴールデンウィーク。
和田山ICより国道312号線を北に進み一本柳の交差点を直進、和田山中学校の信号を右折し、白井大町藤公園に向かっていると、見慣れない標識が目にとまりました。
動物の描かれた動物警戒標識。
但馬地域ではシカが描かれている標識が多い印象ですが、白井大町藤公園のある東河(とが)地域の標識にはコウノトリが描かれています。
これはコウノトリとの接触に注意を呼び掛けるもので、新聞記事によると、コウノトリの標識は全国でも例がないそうです。
昨年4月に朝来市和田山町久田和の近くで、車と接触したとみられるコウノトリが発見されたことが設置のきっかけだそうです。
早速、久田和地区にあるコウノトリ人工巣塔に行ってみると、2羽のコウノトリが営巣しているのが見えました。
久田和地区と岡田地区にあるコウノトリ人工巣塔は東河地区協議会の呼びかけによる住民の寄付金で建てられたそうです。
久田和地区の人工巣塔では、ペアの雄が昨年事故で死んだそうですが、今回は別の雄とのペアで営巣し、3年連続でコウノトリのひなが誕生しました。
新聞の記事によると、2005年の放鳥開始から2020年末までの間に、コウノトリの救護・死亡事案は147件でうち3件が車との交通事故だったそうです。
今回の道路標識の登場で少しでも事故が少なくなるといいですね。
白井大町藤公園にお越しの際には、コウノトリのひなが無事に巣立っていけるよう温かく見守っていただければと思います。