但馬路で風をきってサイクリング(コウノトリチャレンジライドルート その② 土生~神鍋高原編)
前回は、城崎温泉駅をスタートし、但馬海岸沿いを竹野~佐津へと走りました。但馬海岸の絶景は言葉では言い表せません。詳しくはこちらを → 但馬路で風をきってサイクリング(コウノトリチャレンジライドルート その① 城崎・竹野・香住編)
コースマップはこちらを → コウノトリチャレンジライドルート
海岸コースから一転、ここからは山岳コースに突入します。香美町の佐津から日本海に別れを告げ、神鍋高原方面へ南下していきます。新緑の山々、田園を眺めながら走ります。しばらくは、ほぼ勾配がないので気持ちよく走れます。
山陰近畿自動車道の佐津IC付近を通り過ぎると自販機があるスペースが、よく見るとポップコーンとパンの自販機があります(写真中段)。レトロな感じで面白そう。今回は購入しませんでしたが、エネルギー補給が必要な方はご利用ください。この先しばらくお店はありませんので。
その後、徐々に傾斜がきつくなりますが、激坂はありません。約3km、勾配4%弱の登り坂を終えると土生(はぶ)トンネルです。
土生トンネルを抜け、少し下った後に、竹野町森本を右折して床瀬、神鍋方面へ向かいます。
しばらく走ると、竹野町椒(はじかみ)というところに「ほそき神社のおまき桜」がありました。昔、麻を栽培していたころ、この桜が咲くと麻の種を蒔く目安としていたため、麻蒔(おまき)桜と呼ばれるようになったようです。市の天然記念物に指定されている、かなり大きな一本桜で、開花の時期に来てみたいですね。過去記事はこちら → おまき桜
坂バカ(自転車乗りで登り坂が大好きな人)の皆さんお待たせしました。早くもこのコース最強の登り坂ですよ!
床瀬に数件ある蕎麦屋さんを通り過ぎると、最大の難関、通称水上峠が始まります。約3km、平均勾配7%弱なのですが、後半がきつく、延々と続くつづら折りの登り坂で、勾配が10%を超えるところもあります。
坂が苦手な私は、滝のような汗を流し、途切れそうになる気持ちをなんとか繋ぎながら、約20分登り続けます。写真では伝わりませんが、本当にきつい峠でした。峠の頂上付近から振り返ると、一気に登ってきたことがわかります。
暑い時期には、がんばり過ぎると熱中症になることも。いつかはたどり着くので、無理をせず、休憩しながらゆっくり登りましょう。
水上峠を越え、やっとこさ神鍋高原に到着しました。新緑がとてもまぶしく、開放的な高原はとても爽やか。先ほどの峠の疲れも吹き飛びます。
神鍋高原は、約2万年前の火山活動でできた神鍋山の溶岩流からなるもので、神鍋山山頂には周囲約750m、深さ約40mの火口が残っています。また周辺には火山活動により生成された風穴が多数あり、山陰海岸ジオパークの区域にも指定されています。
道の駅 神鍋高原で休憩をとりました。この近辺はおしゃれなお店も多く、スキーやゴルフ、テニス、キャンプ、パラグライダーなど、1年中遊べるリゾート地です。コロナが落ち着いたら遊びに来てください。
ここまでの走行距離は約50km弱。ゴールまでまだ半分も来ていません。長くなりましたので続きは次回へ。次回は但馬空港や出石のあたりを走ります。お楽しみに。
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