但馬は車の通行が少なく走りやすい。自然の景色も豊かで、美味しいものもたくさん。まさにサイクリングにうってつけです。 今回は、モデルルートの「コウノトリチャレンジライドルート」を実際に走ってきました。その第3弾をお届けします。
城崎温泉駅をスタートし、但馬海岸沿いを竹野~佐津へと走りました。但馬海岸の絶景は言葉では言い表せません。詳しくはこちらを → 但馬路で風をきってサイクリング(コウノトリチャレンジライドルート その① 城崎・竹野・香住編)
その後、佐津から竹野町森本経由で神鍋高原までやってきました。このコース一番の難所の床瀬の峠はやっぱりきつかったです(汗)。詳しくはこちらを → 但馬路で風をきってサイクリング(コウノトリチャレンジライドルート その② 土生~神鍋高原編)
コースマップはこちらを → コウノトリチャレンジライドルート
神鍋高原周辺にもたくさんの観光スポット、グルメポイントがあるのですが、時間の都合上、1箇所だけ立ち寄りました。八反の滝です。
駐車場の展望台からの眺めです。落差は約24m。歩いて滝つぼのちかくまで降りることもできます。
神鍋高原はたくさんの滝があります。2万年以上前に神鍋火山から流れだした溶岩流が稲葉(いなんば)川へ流出し、その溶岩後に、多くの滝が形成されました。そして現在、稲葉川沿いには大小30以上の滝が流れているそうです。山陰海岸ジオパークのジオサイトのひとつでもあります。
それでは先を急ぎましょう。ここからは神鍋高原から日高町の街中へ約10kmの下り坂です。風を感じながら、但馬ドームや植村直己冒険館を横目に通り過ぎます。下りでスピードが出るので安全運転で行きましょう。
お昼ご飯は、JR江原駅前にあるバーガーシティ・サンロード店に立ち寄りました。当時「100円バーガー」で有名だったバーガーシティ、最盛期には約400店舗あったらしいですが、今では全国でここ1店舗だけだそうです。メニューも豊富でどれもおいしそう。定番のてりやきバーガーをいただきました。
お腹も満たされたところで出発です。日高の街中を抜け、今度はコウノトリ但馬空港へ向かいます。実はこの但馬空港までの登り坂、前回の床瀬の峠ほどではないのですが、それなりの急勾配の箇所もあり、疲れた足に乳酸がどんどんたまっていきます。コウノトリチャレンジライド参加者からも「この登りがけっこうつらい」との声をよく聞きます。約2km、平均勾配7.4%の登り坂を、無理をせず一定のペースで登ります。
なんとか但馬空港までたどりつきました(汗)。青空が眩しい。
さて、まだまだゴールまでの道のりは長いです。ここからは出石へ向かいます。但馬空港から円山川へ出て、中筋小学校付近を通り、片間峠を抜け出石へ約10kmの道のりです。この区間は登り坂が少なく快適に走れました。撮った写真が道路ばかりなので割愛して一気に出石へ。
出石に到着しました。せっかくなので少しルートを外れて出石の城下町で辰鼓楼をパチリ。辰鼓楼と言えば、「日本最古の時計台は、札幌市時計台か、出石の辰鼓楼か?」という論争がありましたが、最近判明したようですね。
辰鼓楼の時計が稼働したのは明治14年9月8日ということがわかったようで、札幌市時計台より27日遅く、国内で2番目ということになったそうです。
ちなみに、辰鼓楼は、廃藩置県直前の明治4年に、出石藩と地元の名士らが建造しました。高さ約13メートルで、当初は太鼓をたたいて時を知らせていたそうです。そして、明治14年に地元の医師が機械式大時計を寄贈して時計台になったらしいです。
さて、疲れが蓄積しペダルを踏む力も弱ってきました。自転車はとにかくエネルギー補給が重要です。ということで、出石にある「但馬の郷」のメンチカツをいただきました。ここのメンチカツは本当にジューシーで、かじると肉汁があふれ出します。肉汁をこぼさずに食べるのが難しいぐらいです(右側の写真参照)。出石と言えばお蕎麦ですが、たまにはメンチカツもいかがでしょうか。
ここまでの走行距離は約80km、ゴールまでもう少し。長くなりましたので続きは次回へ。
はたしてゴールまでたどり着くのか? このブログは完結するのか? 次回は感動のフィナーレ編? お楽しみに。
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