(公財)但馬ふるさとづくり協会は、たじまお仕事探検隊「湯村温泉おもてなしのお仕事を探ろう!」を開催しました。
今回は、湯村温泉の旅館「朝野家」さん全面協力のもと、旅館業や観光業について但馬の小学生が学びます。
まずは、朝野家の総務部長 森田さんから、湯村温泉について、また旅館のお仕事について学びます。
温泉旅館は、フロントや客室係などの人に接する仕事と、総務や営業、食事を作る係など直接はお客さんと接しない係があり、朝野家さんの場合は、後者の方がスタッフの7割ということです。
実際に、温泉旅館の客室を掃除することを体験してみました。
参加した子供たちは、シーツや枕を整えたりすることに悪戦苦闘しており、「毎朝布団カバーをはずしてつけるのがすごい!」と感心していたようです。
朝野家の社長でもあり、湯村温泉観光協会の会長もされている朝野泰昌さんより、湯村温泉の観光の取組について話していただきました。
湯村温泉が、豊富に湧き出る温泉を地域資源に、ディズニーランドとほぼ同じ面積の半径400mのまちづくりを行っていることなどを学びました。
続いてジオパークガイドもされている朝野社長案内のもと、湯村温泉の街中を巡ります。
湯村温泉街に100個以上隠されているハートマークを見つける「隠れハートをさがせ」を体験しました。さまざまな所にハートが隠されていて、5つ見つけて写真を撮って湯村温泉観光協会に持って行くと記念品がもらえます。
登録されていない新しいハートを見つけた方には、ハートに名前を付けることができて賞状ももらえるみたいですよ!
日常のなにげないところにハートは隠れています。
上の写真の中にハートが隠れていますがどこかわかるでしょうか???
参加した子どもたちも、楽しんでハート探しをしていました。
湯村温泉街の家には、蛇口が2つついています。
1つは、水道、1つは温泉がでて、なんと利用料金は水より温泉の方が安いとのことです。
湯村温泉の理髪店では、洗髪を温泉でしていただけるそうですよ!
湯村温泉の湯がき文化の中心地「荒湯」を訪れました。
常時98℃の熱湯がわいていて、いろいろなものが無料でゆがけるようになっています。
湯村温泉、名物の「温泉卵」を湯がいてみました。
荒湯で卵を湯がくと、自宅のコンロで湯がくより、鮮やかな色で柔らかく茹でれるそうです。
湯村の温泉は、飲用できることでも有名です。
胃薬のような効果も期待できるみたいですよ!
コンデンスミルクを荒湯で6時間~8時間、湯がくとなんと「生キャラメル」が完成します!
子どもたちも荒湯で作った生キャラメルを試食して「ほんとにキャラメルだ!」と驚いていました。
また、お湯と水の温度差を利用して発電するペルチェ温度差発電の実験もしていただきました。
電源がなくても、ペルチェ素子のプレートと水とお湯を入れるだけでプロペラがまわります。
湯村温泉を舞台にした朝ドラ「夢千代日記」のセットを再現している夢千代館では、手紙を書いてポストに投函すると1年後に届くという「夢てがみ」があります。
参加した子どもたちは、思い思いに自分自身や両親などに向けてメッセージをつづり、ポストに投函しました。
その他にも、70前後のおばあが働く「おばあカフェ」(上写真)やユニークなキャッチコピーで楽しませてくれる「You-murART ポスター」などを見せていただき盛りだくさんの内容で街中の散策を終えました。
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取材日:2019.8.7
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