これまで兵庫県内では確認されていなかった特定外来生物※のクビアカツヤカミキリが明石市内で発見されました。
現在、全国各地で侵入が確認されているクビアカツヤカミキリは、人体に害はない昆虫ですが、サクラやモモなどの樹木の中に入り込み、木の内部を食い荒らすことで、農業被害や倒木などの被害を発生させます。
兵庫県内での被害を防止するには、何よりも早期発見・早期防除が重要です。県民の皆様におかれましては、クビアカツヤカミキリを発見されましたら、県または地元自治体窓口への通報にご協力をよろしくお願いします。
※「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」(外来生物法)に基づき、生態系等に被害を及ぼしたり及ぼすおそれのある外来生物として指定された生物。指定されると、原則として、飼養、栽培、保管等が禁止され、防除の対象となる。このため、生きたまま持ち運ぶことは禁止されています。
■クビアカツヤカミキリの特徴
・黒い体に赤い首
・体長は2.5~4cm
・人体に害はありません。
・サクラ・ウメ・モモ・スモモ等の主にバラ科の木を加害します。
・大変繁殖力が強く、成虫は5月末から8月に活動し、樹皮に1000個近くの卵を産みます。
・幼虫は、樹木の内部を食い荒らし、木くずと混ざったフン(フラス)を大量に排出しながら成長します。このため、食害が進むと樹木が枯死し、ウメ・モモなどの果樹園では、農業被害が発生するおそれ、公園や街路樹等では倒木などの被害が発生するおそれが懸念されています。
※兵庫県に隣接する大阪府及び徳島県では2015年から侵入が確認され、その後、2019年に奈良県及び和歌山県での侵入が確認されています。
県民の方へのお願い事項
クビアカツヤカミキリやフラスを見かけましたら、兵庫県またはお住まいの自治体の窓口にご連絡ください。
【できればメールで】
・成虫、フラスの発見日時・発見場所・発見時の状況をお知らせください。
・できれば写真を撮影してください。
・成虫を捕まえた場合は、その場で殺処分してください。
・死んでいる個体でも、見つけた場合は連絡してください。
- 情報提供元
- 兵庫県
- 連絡先
- 兵庫県環境部自然・鳥獣共生課
TEL/078-362-3389
MAIL/shizenchoujuu@pref.hyogo.lg.jp