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森の夏鳥 青・黄・赤

渡り鳥のうち、春になると但馬にやってきてここで子育てするものを「夏鳥」とよびます。身近なところでは、ツバメが夏鳥の代表でしょう。
春から初夏にかけて、朝の森を歩くとさまざまな鳥の声を聞くことができます。美しく鳴いているのはオスです。なわばりを宣言したり、メスの気をひこうと歌います。
鳥のオスは声ばかりでなく姿も美しいです。メスは卵をうみ、ヒナを育てることが役目なので、できるだけ外敵(がいてき)から見つからないよう地味(じみ)な色をしてひっそり暮らすものが多いです。
但馬の夏鳥の中でも、とくに美しい青・黄・赤の3つの鳥を紹介(しょうかい)しましょう。

オオルリ(スズメ目ヒタキ科)
青い鳥です。渓流沿いの高い木のてっぺんで、「ピーリーリー」とゆったりしたリズムで鳴いています。下から見上げると白いおなかしか目立ちませんが、背中はこのように美しい青色をしています。

キビタキ(スズメ目ヒタキ科)
黄色い鳥です。暗い林を好みます。「ピッコロ・ピッコロ」とか、ときにはツクツクボウシのような鳴き方をします。オスどうしが争うときは、ハチのようにブンブンと羽音をたてて飛び回ります。

アカショウビン(ブッポウソウ目カワセミ科)
赤い鳥です。アカショウビンは深い森の沢沿いにすんでいます。姿を見つけることはとてもむずかしいですが、声だけなら聞くことができます。「ヒョロロロロ」と尻下がりのリズムは、一度耳にしたら忘れません。アカショウビンのメスは、オスと同じ赤色で同じように鳴きます。
7月になると夏鳥のヒナは巣立ちをむかえ、親鳥は鳴くこともなくなります。この頃の森は葉も大きくしげり、鳥の姿を見つけるのもむずかしくなります。そして秋が近くなると、生まれたこどもたちといっしょに南の国へと渡ってゆきます。
写真・文 コウノトリ市民研究所 高橋 信

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