海上鯉のぼりの最寄り駅である鎧駅は、海を見下ろせる秘境の駅として鉄道ファンに人気があります。
鎧駅で途中下車して、海側のホームから海を見下ろすと、山陰海岸ジオパークの絶景が目の前に現れ、海上に約90匹の色鮮やかな鯉のぼりが気持ちよさそうに泳いでいました。
ちなみに、現在使われていない海側のホームは、絶景を楽しめるよう観光客のために残されているそうです。
海側のホームから線路に沿って歩くと漁港へ降りる道があります。
ここからも鯉のぼりとジオパークの絶景を楽しむことができます。
新緑の山々と青い日本海に映えるこいのぼり。
この季節限定の贅沢です。
鎧の海上鯉のぼりは、地域の子ども会が1991年に始めた取り組みだそうです。
その取り組みが、ゴールデンウィークの風物詩となる名物行事になりました。
鯉のぼりを立てている山側には、十二社神社があります。
十二社神社では、毎年10月上旬に麒麟獅子舞が奉納されています。
麒麟獅子舞は、発祥地の鳥取県東部から美方郡各地に伝わり、鎧地域は最も東端の伝承地です。
鯉のぼりの背後に見えるのが鎧駅で、余部橋梁と同じ地上40mに位置していることがよく分かります。
ゴールデンウィークは、この季節限定の鎧の海上鯉のぼりを眺めながら自然を満喫されてはいかがでしょうか。
開催期間
2023年4月29日(祝)~5月7日(日)
※天候により変更の場合あり
山陰海岸ジオパークを楽しむ
取材日2023年6月16日
取材日2022年11月17日
取材日2022年9月21日
取材日2022年5月29日
取材日2022年4月2日