つい先日満開を向えたソメイヨシノは、春の強めの風に吹かれて早くも花びらが散り始めました。但東町あいだ・おだに地区の出石川沿いの桜は、葉の出る直前の最後の良い景観をみせてくれています。この景観を毎年楽しみに見る私のお気に入りの場所があります。それは但馬に数多い中世城跡のひとつ「京川城跡」からの展望です。標高216mに位置し、余り大きくない折れをもつ土塁に囲まれた曲輪。ミツバツツジが咲き、タムシバが最後をむかえようとしているそんな場所から帯状の桜並木を遠望します。
菜の花が咲き、鳥獣よけの金網がみえ、桜が咲き、東里ケ岳の山裾が見える典型的な里山風景。
173の石段を上がれば地区の氏神さん「岩本神社」
土塁に囲まれたそんなに広くない城跡。「但馬勢力の遺構とは考えられない」「織豊勢力の普請」と2013年に纏められた豊岡市の城郭集成Ⅱに説明されている。 さてここからの桜並木展望です。
今年は開花が早く、ピークをすぎるのも早く感じます。