たかのすの森遊歩道は、JR鎧から余部集落につながる約2.9キロの道。単に遊歩道ではなく、周辺住民のいろいろな思いが詰まった古道。平成22年に餘部鉄橋が「新」に切り替わるのを機に遊歩道として整備されました。道途中に3ケ所の展望所が設けられ餘部橋梁や山陰海岸を展望することができます。(取材8月6日)
(旧)餘部鉄橋ができたのは明治45年。餘部集落をまたいで東西に架けられました。鉄橋開通時に駅はなく、通勤などの住民は鎧駅までをこの道を歩くかあるいは線路・トンネルを歩いていたそうです。その後住民の強い働きかけで、昭和34年に餘部駅が誕生しました。昭和34年というとまだ最近の事ですね。その後の橋梁の付け替え、道の駅の誕生、空の駅、エレベーターの新設等は皆さまご存知の通りです。
水揚げされた海産物を列車に乗せるための施設跡
暑い夏の気温を遮ってくれるいろいろな植生、鎧~ここまではゆるい上り道。ここから余部に向って緩い下り道。
今回はJR竹野駅から普通電車に乗車し鎧駅下車、ここから地域住民の方の思いを想像しながら山仲間3人と餘部までの道を歩きました。途中の展望所からの餘部橋梁の展望は、新に切り替わる工事の途中何度も展望しました。 過去にこんな発信をしていますので、下記のリンク先からご覧ください。今回は残念ながら海・空・海岸・山にモヤがかかり、すっきりした展望を見ることができませんでした。