但馬ふしぎ発見! 今回は但馬の地における「日本第1号」をお届けします!
朝来市和田山町の「糸井の大カツラ」を目指して車で走っていると、なにやら不思議な看板が・・・
隕石落下の地!?
しかも「日本第1号発見」って書いてある!
看板の指す方向に近づいてみます。なにやら広場があり、そこに石碑のような物が見えます。
石碑がありました。他には何もありません。
石碑には、次のような文字が刻まれていました。
「明治十三年(一八八〇)二月十八日午前五時三〇分頃大きな火の玉が尾を引きながら南から北に向けて飛び来一大音響とともに落下した この光芒は兵庫大阪京都の三府県でも観察された 落下地点の字名により竹ノ内隕石と命名され重さは七一八、七グラムあった 国立科学博物館村山定男氏の調査の結果本邦に於いて落下日時場所標本が確認され化学分析等の科学的研究が行われた最初の隕石である このことは日本の科学史上貴重な資料であるといえる ここに落下百年を記念し現地に碑を建立して後世に伝える」
広場の中に石碑があるだけで、周りを見渡しても特に何もありません。隕石の落下痕や隕石そのものも見あたりませんでした。
大きさがピンとこないので、700グラムの石を探してきました。だいたい大人の握りこぶしぐらいの大きさですね。こんなのが空から降ってきたら怖いですね。2月の5時半頃ということなので、まだ夜が明けておらず人的被害もなかったのでしょうか?
少しだけ調べてみたのですが、隕石の落下そのものは、一番古いもので平安時代に今の福岡県のあたりに落下した記録があるようですが、「科学的に研究が行われた隕石」としては、竹ノ内の隕石が「日本第1号」ということらしいです。
隕石落下の地は石碑があるだけなので、これだけでは少し物足りないかもしれません。ここから約4km奥にある「糸井の大カツラ」とセットで見に行かれてはいかがでしょうか。(写真は6月に撮影したものです)
さらにそこから「床尾山」にも登ることもできます。興味のある方はこちらをどうぞ → 新緑の床尾山トレッキング
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