梅雨のような8月、その合間をぬって、以前から気になっていた但馬高原の滝や巨木を見に、のこのこ出かけました、、、が、大変でした。
但馬アルペンロードからの道が分からず、エイヤッと登り始めた道は結構荒れているわ、蛇がいるわ、泥々だわで難儀しました。
本当に木の根元から水が出ているのですねえ。すくって飲んだ水は、大雨の後で多少の泥臭さはありましたが、びっくりするくらい冷たかったですよ。
根元から流れ落ちる水です(写真:上左)。近くには「桂の千年水」として自動販売機があります(写真・下)。販売機の横には蛇口が付けられており、煮沸用の水をくむことができます。
次は瀞川稲荷に行きます。集落の細い道を抜けしばらく行くと参道に出ます(写真・上左)。もう少し進んで近道もあるのですが、ここははやっぱり正面から行きたいところです。強面の狐さんや、木々の間に続く参道、大福岩の先に本殿があります。
岩が重なる祠に本殿が安置されています。杉の巨木や自然石に守られ、その「気」を凝縮したようなたたずまい。
瀞川稲荷から双身の滝に向かいます。途中にトイレも設置されており、その先には双身の滝まで10分、瀞川滝まで30分とあり、よし!楽勝と思ったのが間違いでした。
とはいえ、双身の滝までは順調です。「兎和野・瀞川 山岳歩こう会」の方が付けられた看板や、赤いリボンの目印・トラロープが付けてあり、迷うことなく進めます。
名前のとおり、岩肌を滑り落ちた水が二つに分かれています。滝の近くはマイナスイオンが豊富と聞いたことがありますが、体の細胞が生き生きとするようです。
さて、ここで引き返すか、瀞川滝に向かうか、少し迷いました。看板によれば、20分ほどらいしい。ここまでの道くらいなら、問題なかろうと進んだのですが、予想が外れました。
この後の道は、沢を渡ったり、土の斜面をよじ登るところが幾つかあります。メタボで膝に故障を抱える私には、なかなかハードでした。両手のポールと、赤い目印テープを頼りに進みます。
瀞川滝です! ネットでは落差は60mとあります。 苦労しただけに最高で、来れてよかった!
来るときは、腕の力を使い何とか登ることができました。本当に大変なのは帰りです。土の斜面はズルズルで3、4回ほど滑り落ちました。よく怪我をしなかったものです。また沢の石はコケで滑りやすく、一見大丈夫そうな石が実はつるつるだったりと、足元に細心の注意を払う必要があります。
滝に至る道中には菩薩や仏の石仏が並ばれ、安全を見守っていますが、行かれる方は気を付けて行ってらっしゃいませ。