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JR播但線「生野駅」(朝来市)周辺の見どころ情報

~心地よい 鉄路の揺れに 身を任せ 上り下りの 人生行路~

駅でレンタサイクルを借りたり、列車に自転車を輪行して行くことのできる見どころ情報をお送りする「駅サプリ」。
(サプリは補足という意味です。「たじま途中下車の旅」を”個人的に”補足し、またお読みくださる皆さんの心の栄養補給の足しになれば幸いです。)
今回はJR播但線「生野駅」です。
かつて幕府直轄領として栄えた生野銀山を有し、「生野鉱山及び鉱山町の文化的景観」が鉱山町として全国で初めて国の重要文化的景観に選定されました。銀山を中心に人が集まり、文化が栄えた生野をホツホツと散策します。(駅近辺の見どころは、「たじま途中下車の旅」~生野駅編~に詳しくのっています。先に見てね。なお写真の撮影日はまちまちです。)

大歳神社

生野駅の西側、景観形成地区に鎮座する神社で、建立年代は明治25年、大正12年に現在の場所に移築されました。本殿は一間社流造で、屋根はこけら葺です。境内地にある当勝神社・戎神社、石造りの鳥居や境内の周りを囲む石造りの玉垣など、兵庫県の有形文化財に登録されています。
その鳥居の横には「朝日山いわくら」の看板。なになに、、(以下、私的現代語訳)
その昔、朝日山から毎晩火の玉が光り輝くので、村人が不思議に思って登ってみれば、ベッピンさんの姫様がおられた。村人が「あなたはどちら様でしょう」と尋ねると、「私は市杵島姫でお腹に赤ちゃんがいます。生まれたらこのあたりの氏神となるので、よく信仰すれば国は安全に、民は豊かで楽しく暮らすでしょう」と答えた。村人は「この山は険しいので、麓に降りてきてはくれまいか」と頼むと、そうしてくださった。

その姫様がおられた磐座(いわくら)が、神社から約300m先の山の中にあると看板に書いてあります。こっ、これは、、登らねば!!

朝日山いわくら

300mは十分過ぎたと思われ、道に迷ったかと心配なるころ、岩々が重なり合った洞が見えました。中に神棚(?)が安置されています。そうか、、ここにお姫様がおられて、、火の玉を出していたのか、、!?

延応寺

1239年に創建されたお寺で、町内に現存するお寺の中では一番古い真言宗の寺です。境内にある観音堂の前の大欅は、樹齢1000年以上と言われ、県の天然記念物にも指定されています。(参照:生野NAVI)
ほんとにデカいのですが、いつものことながら、写真では迫力が伝わりません。横の本堂と見比べてください。訪れたのは春爛漫で、桜がきれいでしたよ。

来迎寺(浄土宗)

さて、今度は駅の東の北側、お寺が並んでいる寺町通りに行きましょう。この通り沿いには、各宗派8ヶ寺が並んでいます。それぞれに特徴や寺宝があり、見てお参りするだけで時間がたってしまいます。
まずは、一番西にある来迎寺です。こちらには、俳聖芭蕉翁の蓑塚があります。松尾芭蕉が1694年に死去した際に、弟子の手から手へと受け継がれた、芭蕉ゆかりの古蓑のこぼれ(破片ですかね?)が納められているそうです。

東西寺(浄土宗)

来迎寺の隣にある東西寺です。
徳川家康の尊像と2代から14代までの徳川歴代将軍の位牌が祀られています。生野銀山は幕府の直轄地であったので、当時の銀山奉行であった山川庄平衛が家康公の菩提を弔うためにお堂を建て、歴代の奉行や代官はこれに習い、歴代将軍が亡くなるごとに位牌を祀ることにしました。位牌は昭和27年に東西寺に移り、境内の東照宮に祀られており、本堂と合わせて、兵庫県の登録文化財になっています。(参照:但馬の百科事典)

金蔵寺(浄土真宗)

次は金蔵寺です。
こちらの銅鐘は文永4年(1267)に鋳造された名鐘です。700数十年の歳月を経ており、その変遷が鐘の胴体に刻み込まれた珍しい存在です。物資不足の戦時中、金属類は次々と没収され溶かされましたが、この鐘は免れることができました。昭和58年に県の文化財に指定されました。(参照:但馬の百科事典)
ご住職やご門徒の熱意で守られたのでしょうねえ。

教徳寺(浄土真宗)

次は教徳寺です。
参道から見上げる塀の石垣、境内地の階段他、随所にカラミ石が使用されています。
ちなみにカラミ石とは、、(参照:あさご暮らしHP)
熱して液状にした鉱石から銀や銅などを抽出する製錬の際に、不要な岩石が溶けて分離されます。それを数10cmのブロック状に成型し、建材用に1個2銭(1銭は今のだいたい200円ぐらい)で売り出されたものです。安さに加えて石の中に残る金属成分の光沢も魅力だったのか、家の土台や塀、水路など生野の町のあちこちで使われました。

トロッコ軌道跡

生野市街地の南東を市川が流れており、川に沿ってトロッコ軌道跡があります。桜と、川と、軌道を支えるアーチが美しい。
生野の町を走っていた馬車鉄道を廃止して、大正9年(1920年)に電車軌道として完成しました。市川にアーチ型に石垣を積んで、川に張り出して線路を確保されており、今もその美しい姿を見ることができます。当時は生野鉱山本部から生野旧駅までの間を、アメリカ製の6トン電気機関車が500ミリ軌道で結んでいました。(参照:生野NAVI)

山(さん)神社と摩崖仏

トロッコ軌道跡の上流に山神社があります。あさご市応援団さんのフェイスブックによると、、
桜が満開になる4月中旬、かつて但馬三大祭りの一つに数えられた「山神祭(さんじんさい)」というお祭りがあり、地元では「さんじんさん」と呼ばれ親しまれていました。その後、鉱山は閉山となりお祭りも無くなりましが、祭りの時期になると幟が立てられるそうです。
神社の右側、沢に沿って進むと、約70㎝の光背(?)の中に、大日如来の摩崖仏がおられます。案内看板によれば、室町時代末期、1570年頃の作らしい。誰が何を願って彫り込まれたのでしょうか。

ハヤシライス

あちらこちらを巡ってお腹がすいたので、ハヤシライスをいただきました。鉱山がにぎわった昭和30年頃、都会から赴任した鉱山職員からモダンでハイカラな文化がもたらされました。ハヤシライスもその一つだそうです。生野駅の観光案内所で提供されているお店を何軒かお聞きし、営業中の「カフェ アルジャン」に寄ってみました。
素材が奥深くとけこみ、美味しくいただきました。アルジャンはフランス語で「銀」を意味するそうですが、お味は金メダルです。

生野駅周辺には、銀山興隆の輝く歴史と、いぶし銀のような深く味わい文化が伝えられています。
あなたもいかがですか? 但馬はいつでも、旅人を迎えてくれます。

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