豊岡市但東町奥矢根にある但馬天満宮を訪れました。
但馬天満宮は、平安時代に菅原道真の一族が道真を祭神として建立したと伝えられています。
菅原道真といえば、学問の神様として知られており但馬天満宮も合格祈願のため多くの方が訪れます。
但馬天満宮では、毎年2月上旬に地域をあげて「学業成就合格祈願祭」が行われますが
今年は新型コロナウィルスの感染拡大防止のため祈願祭は中止となっています。
神社の参道には、朱色の宮前橋がかかっています。
宮前橋の欄干に描かれているのは牛です。
菅原道真は、生まれた年が丑年であったり、亡くなった際に遺骸をはこんでいた牛車の牛が座り込んで動かなくなった場所に墓が建てられたなど、牛にまつわる伝説や逸話が数多く残っています。
そのようなことから全国各地にある天満宮には、牛にまつわるものが置いてある事が多いようです。
牛のほかに天満宮とよばれる神社でよくみられるのが梅の木です。
菅原道真が詠んだ和歌には梅がよく登場しているということや、道真が大宰府に左遷されるまえに自宅に植えて大切にしていた梅が、大宰府まで飛んで行ったという「飛梅」という伝説が残っています。
2月の初旬に訪れましたが梅の花が少し咲き始めていました。
受験シーズンの2月に梅がさきほこるというのも、ただの偶然ではなさそうですね。
但馬天満宮の本殿前の境内です。
今年は中止となってしまいましたが、例年の合格祈願祭では例年境内に巨大な絵馬が飾られたり、潜り抜けると御利益があるとされる五角形の門が設置されたりしていました。
今年は、境内に大きな木の板が掲げられておりそこに、受験生の思いが寄せ書きのように記されていました。
神社では、合格祈願のお守りや、五角形の五角(合格)鉛筆なども販売されていましたよ。
但馬天満宮の絵馬には、天満宮らしく梅が描かれています。
掛けられた絵馬には、ほとんどが受験の成功を願うものばかりでした。
今年は、新型コロナウィルスのこともあり、通常の受験よりも大変なことが多いと思いますが、ぜひがんばってほしいです。
がんばれ!但馬の受験生!