兵庫県美方郡香美町の村岡区から香住区へ抜ける県道4号線を走っていると
矢田川沿いに、ひまわりの旗がはためいていました。
香美町村岡区の長須という地域でひまわり畑をされているようです。
少し立ち寄ってみましょう!
集落の入り口に長須地区の公民館があり、その裏手側にひまわり畑があるみたいです。
看板の矢印に従って進んでいくと・・・
ありました、ひまわり畑!
「ご自由にお入りください」との表示がありますので遠慮なく入らせてもらいます。
ひまわり畑のまわりには電柵がはってありますが、夜のみ通電しているということですので乗り越えても大丈夫です。
暑い日でしたが、ひまわりはとっても元気に咲いていましたよ
このひまわりは、長須地域の女性を中心に組織された「みのむし会」のみなさんがされていて
今年で6年目の取り組みになるそうです。
5月には地域の子供たちも参加して種まきがおこなわれます。
ひまわりを見ると夏がきたー!と感じることができますね。
矢田川のせせらぎを聞きながら、2000本のひまわりを鑑賞しませんか??
長須のひまわりは、お盆くらいまでが見ごろとのことです。
長須は、香美町の山間部にある、山と川に挟まれた小さな集落で約20世帯ののどかな農村です。
戦後直後まで長須を含むこの辺りの地域で「射添紙 (いそうがみ)」という和紙が漉かれていました。
近年、長須ではこの射添紙を復活する取り組みが行われています。
長須のひまわり畑を取り組んでおられる「みのむし会」も
復活した射添紙を使った灯籠をつくろうと2014年に立ち上がった団体とのことです。
長須の集落にある神社の境内には「紙処ながす」という場所があります。
こちらでは、長須に移住された元地域おこし協力隊の方が工房兼住居にされています。
こちらは、和紙でつくられた灯籠です。
お盆には、灯籠が長須の夜の道を彩ります。
提供:紙処ながす
紙漉きをしている時の様子です。
常にこちらにおられるとは限らないようですが
事前に連絡をすれば紙漉きの体験もできるとのことです。
提供:紙処ながす
こちらは、村岡高校生が地域の小学生に和紙の製作を教えているところです。
射添紙を復活させる取り組みには村岡の高校生も積極的にかかわっておられるようです。
村岡高校生の射添紙の取り組みについては、関連記事をぜひご覧ください。
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取材日:2018.08.16