「和雲(waku)でつくるなごみ空間」の演出が、湯村温泉の「佳泉郷 井づつや」でおこなわれました。
「和雲(waku)」とは、和紙の紙風船の中にLED電球を入れて水に浮かべたもので、雲のようにゆらゆら浮かび幻想的な空間を演出します。作成したのは、村岡高等学校の「紙すき班」の皆さんです。
この演出は、8月16日限定のようですが、今後も機会があれば、「和雲(waku)」をPRする試みを続けていきたいそうです。
◇和雲のサイト http://kaa-mii.wixsite.com/kamidokoro/waku
◇香美町の公式インスタグラムでも発信されています。
#kamistalink #香美町 #射添和紙 @kamista_link
和雲が水面をぷかぷかと漂う様子は、周りのライトアップも手伝ってとても幻想的でした。
通常和紙を水につけると溶けて沈んでしまうようなのですが、試行錯誤の末、エゴマ油を使うことによって浮かばせることに成功したとの事です。
香美町村岡区の射添(いそう)地区では、60年ほど前までは和紙作りが行われていましたが、ここ数年地区を盛り上げようと和紙作りを復活させる試みが行われています。
村岡高校では総合学習「地域元気化プロジェクト」の一環として「紙すき班」があり、和紙作りを学ぶ機会を設けています。地域のマラソンイベントの賞状づくりや、小学校とコラボして紙漉き授業もされているようです。
村岡高校サイト http://www.hyogo-c.ed.jp/~muraoka-hs/active.html
廊下におかれた和風ライトの「そう」も和紙を使った作品で、旅館の雰囲気に彩を加えていました。
村岡高校の紙漉き班を指導されているのが、本多秋香(ほんだ あいか)さんです。
本多さんは、香美町の地域おこし協力隊として2013年に香美町の長須地区に移住し、地域を盛り上げるため一から紙すきの技術を学ばれたという事で、紙すき体験のようなワークショップも開催されています。
本多さんのブログ「ながすくらす」 http://nagasuu.blogspot.com/
本多さんのFACEBOOKページ https://www.facebook.com/Nagasukurasu/