２５年度からはじまった　ふるさと豊岡再発見の旅・城郭コース　の今年度第一回が開催されました。　国史跡・此隅山城跡の現地見学・学習　です。　
標高１４４ｍの山頂（城郭）です。収穫の終わった田んぼ、遠くには神鍋スキー場や蘇武岳が展望できます。

いずし古代学習館に集合し、ここから山に入ります。朝来の竹田城跡と同じ国史跡ですが、ここは大変静かです。

講師は山名氏城跡保存会会長で足が丈夫な西尾孝昌先生。歩くのは山道ですから説明箇所に参加者３８名全員が揃うのに結構時間がかかる。

曲輪、帯曲輪、切岸、堀切、竪堀、土塁、虎口・・・などなど此隅山の自然地形とは異なる城郭遺構について説明を受けました。

山頂展望です。

此隅山は出石川右岸、出石神社北に位置し、東西約１２００ｍ、南北約７５０ｍの広大な城跡です。但馬守護大名の山名氏の居館（守護所）とされていますが、築城時期は資料等で確定することはできないそうです。国指定史跡以外の民間の土地にもその縄張りが及ぶそうです。城跡研究ではなく軽登山の対象としてもなかなか雰囲気のある山です。お世話いただいた豊岡市教育委員会のスタッフの方々ありがとうございました。