城崎温泉 だんじり祭りが始まりました。
城崎温泉町内にある四所神社を中心として上部・中部・下部に地域を分け、温泉の繁栄と五穀豊穣、町内安全を祈願する約200年以上も前から続くだんじり祭りです。
町の中の温泉、旅館などは自家の紋を染めた幕を張って今日の日をむかえます。
城崎の秋祭りの「奥」はとても深くそれを知ると楽しみは何倍にもなります。
祭りを支えているのは「連中」という同世代の男性で組織するグループ。
この「連中」は、社会的地位等は全く関係なく、祭りを離れても冠婚葬祭等、お互いの面倒を見合い地域ごとに年功序列で厳しい階級があります。
小若、若衆、若衆頭、執頭、後見、若助、助、助頭など、それぞれだんじりを担ぐ(押す)場所も決まっています。
その内、執頭という年代の連中
(赤いたすきを掛けている人達)が
祭りの進行を任され、執頭になると
履いている足袋は破れ
足は棒になる程、過酷な
2日間になります。
下部から中部への引渡しの儀式です。
後ろに続くのは<小だんじり>子供達が乗っています。
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この2日間は城崎にとっては特別な日。
明日は上部の台も桃島の台も出て地蔵湯橋、一の湯王橋での<セリ>もあり益々賑やかになります。
お盆やお正月には帰れない人もこのお祭りには、無理をしてでも帰ってくる為、この日に合わせて同窓会をされる年代もあるようです。
明日の本祭りには、懐かしい人達にも会えることでしょう。 :(@_@)