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HOME ふるさと特派員 伝統・歴史遺産 菓 祖 中嶋神社の由緒

菓 祖 中嶋神社の由緒

御祭神、田道間守命(たじまもりのみかど)神社の創立は、古く
 約1300年前の第33代推古天皇(在位592年~628年)の
 御代と言われ、現在の朱塗りの本殿は、今より約600年の室町時代
 中期正長元年(1428年)に、但馬の領主山名氏により建立された
 もので、明治45年国宝にしていされました。
 御祭神の田道間守命は、韓国、昔の新羅(しらぎ)の王子で我が国に
 渡来して帰化し、ここ但馬の国を賜り、これを開発した天日槍命
 (国弊中社但馬一の宮出石神社の発神)の曽孫で第十一代垂仁天皇の
 命を受け当時の菓子としては最高のものとして珍重されていた
 {非時香菓(ときじくのかぐのこのみ)}(橘・・・みかんの一種)を
 常世(とこよ)の国(現在の韓国の斉州島と言われている)に渡り
 長い年月かけ艱難辛苦のすえ持ち帰りましたが、天皇はすで亡くなって
 おり、命は悲漢の余り、その御陵に「ときじくのかぐのこのみ」を
 献げた上、殉死されました。
 ときの景行天皇「垂仁天皇の第三皇子)は命の忠誠心を哀れみ、御陵の
 池の中に墓をつくらせました。
 推古天皇御代にのなつて命の子孫で七代目の孫にあたる当地三宅に住む
 吉士中嶋の君と言う方が当社を創立し命を祭られたと伝えられております
 中嶋神社の名は御陵の中の命の墓が中の島に見えるところから名づけられ
 たと言われ、 いのちをかけて「ときじくのかぐのこのみ」を持ち
 帰った命を菓子の神様として祭るようになり、毎年四月第三日曜日を
 橘菓祭(菓子祭)とし、全国より菓子業者の参拝もあり招福、家業発展を
 祈願して盛大に祭典が行なわれます。

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