次第に秋が深まり、但馬各地で紅葉の見ごろを迎えています。
今回は妙見山の中腹にある名草神社を訪れました。
名草神社の本殿と拝殿は、2012年の大雪で破損したため保存修理工事が行われ、ようやく先月完成しました。
紅葉も楽しみですが、復元され色鮮やかに蘇った本殿と拝殿を見るのも楽しみです。
参道を少し歩くと三重塔が見えてきました。
ちょうど紅葉の部分に日が当たり光り輝いているように見えます。
三重塔は、1665年出雲大社の大改修にあたり妙見杉を提供した返礼として、出雲大社にあった三重塔を贈られたものです。
国の重要文化財に指定されています。
三重塔の朱色と紅葉の黄色がお互いを引き立てています。
名草神社境内の紅葉は今が見ごろです。
拝殿・本殿には急な階段を上っていきます。
安全のため回り道も整備されています。
階段を上ると拝殿が姿を現します。
石垣の上に建つ優雅な拝殿です。
拝殿の中央が土間で通路になっており、本殿に参拝する人が門のように通ることができます。
色鮮やかに蘇った見事な拝殿に感動です。
名草神社本殿と拝殿は、2010年名草神社として国の重要文化財に指定されました。
江戸時代から昭和30年代まで但馬地方内外から巡礼参詣者が集まる大社として栄えたそうです。
今回の工事で江戸時代の彩色や彫刻が鮮やかに蘇ったとのことです。
名草神社までの道中も紅葉がピークを迎えていました。
絵画のような見事な風景が続き、名草神社の道中も紅葉を満喫することができました。
但馬各地では11月中旬にかけて見ごろを迎えますので、この機会に但馬の紅葉をお楽しみにお出かけされてはいかがでしょうか。
なお、名草神社までの道中は道が細いため通行には十分ご注意ください。
名草神社に車を運転しないで行く耳寄りな情報があります。
令和4年10月29日(土曜日)から11月23日(水曜日)までの土日祝のみという期間限定ですが、1日乗車券500円で車内ガイド付きの周遊バスが運行しています。
バスで行けると道中も紅葉観賞に専念できますね。
詳細はこちら
たじまわる「やぶもみじ号」運行について
2022但馬紅葉だより
取材日2022年11月17日
取材日2022年11月12日
取材日2022年11月10日
取材日2022年11月6日
取材日2022年11月6日、11月19日 2週間後の様子を追記しました。