自然豊かな但馬には他に誇れるいろいろな巨樹が数多くあります。平成16年まとめられた「但馬の巨木百選」を参考に、私的に特徴的な巨木を3種探索してきました。木々は新緑から深緑へと変化し、豊かな姿を観賞できる時期をむかえていました。
但東町高橋地区コミュニティセンター横に一宮神社があります。ここにはケヤキの巨樹が9本ありこれが親分クラスのケヤキです。(高)35m(周)7.9m(樹齢)500年 すぐ近くに久畑関所跡があり、新選組に追われて出石へ逃げ延びる桂小五郎の姿を見ていたかも知れませんね~(笑)
朝来市和田山町東和田の東河小学校校庭に植わっている兵庫県下一の巨木で、校樹となっています。(高)22m(周)4m(樹齢)約百年 もともとセンダンは学校に植えられることの多い木らしいです。和名は栴檀と書き難しい字。また別名はオウチでコロナ禍の今ぴったりの別名ですね(笑) 薄紫の五弁花を穂状につけ、果実は漢方薬に用いるそうです。また上部は折れています。
和田山町竹田下町にある諏訪神社の神木で、クスノキは社殿の右側の裏にあります。 (高)23m(周)6.1m(樹齢)? 播但線:竹田駅から歩いて10数分の距離ですが、円山川の東の国道312号線を少し入った所にあります。初めて訪れる時は少し迷うかもしれません。クスノキの巨木はめづらしい事ではありませんが、「竹田秋祭り」に関連する事で他にはない行事があります。のちほど ↓↓↓
地上4mほどのところで主幹が折れています。
毎年10月に開催される「竹田秋祭り」に使われる神輿が、2年に一度巡行の往復に氏子さんに担がれて円山川を渡る「川渡し」が行われます。私は2017年10月の秋祭りの時、川渡しの情報がキャッチできていないため見ることが出来ませんでした。ただ、渡った後の宮入りのためのキツイ階段を担がれて上るところを円山川西岸から見たことがあります。諏訪神社の壮大な行事の一つです。2年に一度ですから2019年に開催されたかどうかわかりません。巨樹と直接関係がありませんが、こんな事を思い出しながらクスノキを観賞していました。
2012年5月のことですが、但馬情報特急・ふるさと特派員初期メンバー12名が但馬の巨木探索したことがあります。下記のリンク先からよろしければご覧ください。時代の経過とともにここに映るメンバーの2名がすでに逝去し、最近の発信は最も高年齢の私一人となっています 😢 体力随分弱くなっていますが、元気の限り続けるつもりです。