但馬地域は広く、その面積は東京都の面積とほぼ同じくらいです。
そんな但馬には、魅力的な観光スポットがたくさんありますが…なかなか巡るのは大変です。
ちょっと現地まで行く時間がない、手軽に楽しみたい!という方のために、このたび但馬の各地位に点在する観光スポットのミニモニュメントを紹介したいと思います。
お洒落な現代アートのモニュメントも良いですが、バブリーな香りのただよう観光ミニモミュメントも味わいがありますよ!
但馬の観光ミニモミュメントを見て、行った気分になってみませんか??
但馬を代表する観光ミニモミュメントと言えば、名草神社の三重塔のミニモニュメントです。
国道312号線の上小田北交差点付近(養父市)にあり、国道沿いをドライブがてら車から楽しむことができますよ。
実際に名草神社の三重塔を見に行こうと思ったら、八鹿駅からだと車で45分ほどかけて妙見山への細い山道を登らなくてはいけませんが…この場所なら八鹿駅から車で3分の距離にあります。
このモニュメントは、円山川右岸道路に向けてかかっている上小田橋の開通記念として1987年(昭和62)に建てられたもののようです。
このころは道路の完成記念などでモニュメントを作るのがはやりだったのかも。バブルの香りがしますね…
とはいっても、本物の名草神社の三重塔は、高さ23.9mと迫力があります!
また、名草神社の三重塔の屋根の下には、見ざる、聞かざる、言わざる、思わざるの猿の彫刻があるなどミニモニュメントでは味わえない魅力があります!
妙見山の山奥にあるからこそ三重塔の荘厳さが増すのではないでしょうか。
名草神社
住所:兵庫県養父市八鹿町石原1755‐6
駐車場:無料 5台
但馬辞典ザ・たじま
名草神社 https://the-tajima.com/spot/53/
こちらは、天空の城で有名な竹田城跡のミニモニュメントです。
こちらのモニュメントは、国道312号線沿いの竹田城下町の交差点付近(朝来市)にあります。
竹田城跡に登ろうと思ったら、「山城の郷」からバスに乗って、そこから20分は歩いていく必要があります。
ここなら、国道脇に車を止めて、さっと登城した気分になれますよ?
しかも本物の竹田城跡を眺めることもできます。
きちんと竹田城跡の石垣と同じ「野面積み」という積み方でつまれているのでしょうか??
幅は、実物の4分の1の大きさで作られているとのことです。。
竹田城跡のミニモニュメントは、和田山駅前や竹田駅の近くにもあります。
いろんなところで竹田城跡のミニ登城体験ができますね!
【写真】2019年10月きっさん投稿記事より
とはいってもやはり本物の竹田城跡には、代えがたい魅力がありますね。
竹田城跡の代名詞ともいえる雲海の上に浮かぶ天空の城は、ミニモニュメントでは再現できません。
雲海が発生する日は、モニュメントのある場所は真っ白な霧につつまれてしまいますからね。
竹田城跡公式ホームページ
https://www.city.asago.hyogo.jp/takeda/
【関連記事】雲海舞台に立つ‟竹田城跡„(2019.10.10記事)
続いては、日本遺産鉱石の道の構成文化財となっている神子畑鋳鉄橋のミニモニュメントです。
こちらも312号線沿いにあり、道の駅あさごから国道を渡った正面の公園にあります。
こちらのモニュメントは、本物の4.4分の1の大きさで作られた模型で、平成元年に建てられたものだそうです。
小さいながらも、鋳鉄橋の鉄の質感などみごとに再現されています。
とは言っても、やはり本物の神子畑鋳鉄橋を見に行くのがいいですね。
本物を見に行けば、車で数分の距離に大迫力の神子畑選鉱場跡がありますし、鋳鉄橋周辺にはトロッコの軌道の跡やトンネル跡も残っています。
国道312号線沿いにある羽渕鋳鉄橋とセットで巡るのがおすすめですね!
神子畑鋳鉄橋
住所:兵庫県朝来市佐嚢
【関連記事】春の兆しを探して神子畑を散策~ミツマタが咲き始めています~
日本遺産鉱石の道ホームページ
https://koseki-michi.com/
出石城下町を象徴する時計台、辰鼓楼のミニモニュメントも存在します。
豊岡方面から出石にさしかかる県道2号線の「城下町出石」の交差点付近にミニ辰鼓楼はあります。
精巧な出来に本物の辰鼓楼と見間違う人もいるとかいないとか…
ミニ辰鼓楼は、出石城下町のお土産がたくさん揃う出石堂本店の玄関近くにもあります。
こちらはさらにミニでかわいい仕上がりのモニュメントになります。
とは言っても、出石城下町の中心部にある本物の辰鼓楼がやっぱり魅力的です。
出石の町並みと調和している雰囲気やお堀に泳ぐ鯉とのコラボレーションも楽しむことができます。
明治初期に建造された歴史の重みもミニモニュメントでは味わえませんね。
ミニモニュメントのある場所まできたのなら本物の辰鼓楼も、もうすぐそこにありますよ!
出石城下町の辰鼓楼
住所:兵庫県豊岡市出石町内町
出石観光協会ホームページ
https://www.izushi.co.jp/
つづいては、城崎温泉街にある王橋のミニモニュメントが出石にあるのをご存知でしょうか?
国道482号線の乙女橋交差点付近にある緑のランドマークという公園にそれはあります。
城崎22kmという看板のそばに作られており、手前にある玄武洞の看板には玄武岩のモニュメントが置かれています。
王橋の特徴でもある、灯籠付きの親柱の造形や、社寺風の高欄が見事に再現されています。
とは言っても、城崎温泉街の風景に溶け込んだ本物の大谿川の王橋にはかないません。
カランコロンと浴衣姿でそぞろ歩く足音も聞こえませんし、風情のある柳並木の雰囲気も実際に訪れないと味わうことができません。
やはり外湯巡りを楽しんで、おいしい旅館の料理を楽しむには実際に城崎温泉街に行くしかありませんね。
城崎温泉街の王橋
住所:兵庫県豊岡市城崎町湯島372−3
【関連記事】震災から復興した歴史ある温泉街・城崎の裏通りを歩く
最後のミニモニュメントは、少し毛色が違います。
明延鉱山と神子畑選鉱場の間で運行されていた鉱山鉄道・一円電車のミニモニュメントです。
このモニュメントは、木製でとてもかわいらしいデザインで、窓から顔をのぞかせる乗客たちの表情も楽しむことができます。
養父市のマスコットキャラクターのやっぷーの姿も見えますね。。
このミニモニュメントは、明延鉱山にあるあけのべ憩いの家の敷地内に建てられており、本物の一円電車の隣にあります。
まねき猫の彫刻は、地元の彫刻家である養父市大屋町在住の松田一戯さんらの作品で、ミニ一円電車とともに「アウトサイドギャラリー」として2019年に設置されたものです。
一円電車のミニモニュメントも魅力的ですが、明延鉱山では動く一円電車に乗る事ができます。
実際にかつて実際に使用されていた一円電車「くろがね号」の乗車体験会が開かれていますよ。
2020年は、新型コロナウィルス感染拡大の影響で開催回数が少なかったですが、2021年はたくさん運行されるといいですね。
明延鉱山ホームページ
http://www.akenobe-kozan.com/
【関連記事】明延鉱山・一円電車に乗ってみた!(2019.8月投稿の記事)
ここまでは、ミニモニュメントを紹介してきましたが、逆の実際より巨大なモニュメントも存在します。
番外編的にいくつか紹介します!
道の駅フレッシュあさごの農産物直売コーナーの前には巨大な岩津ネギのモニュメントがあります。
香住駅構内には、巨大なカニの爪のモニュメントがありますよ!
その傍には「きちゃったネ…」のメッセージが添えられています。
巨大なカニのつめは、この場所以外にもいろいろなところでみかけますね。
鯉の養殖で有名な養父市場付近の円山川右岸道路には、巨大な錦鯉のモニュメントがあります。
近づいてみると、年季が入っていて、表情に鬼気迫るものがありますね。。