養父市大屋町の明延で一円電車に乗ってみました!
一円電車とは、正式名称は明神電車で、日本一の錫鉱山だった明延鉱山から東洋一の選鉱場と呼ばれた神子畑選鉱場まで、鉱石を運ぶために約6キロの軌道を走っていた鉱山鉄道です。
鉱石運搬の合間に、従業員や町の人の足となって走っていた客車の乗車賃が1円だったので「一円電車」という愛称で親しまれ、昭和60年まで運行していたそうです。(参考:明延鉱山ホームページ)
地域の方の努力により、2010年10月に、鉱山社宅跡に敷設された70mの軌道で「一円電車明延線」として復活しました!
2019年度は、毎月第1日曜日や夏休み・ゴールデンウィークなどの特定日に運行されています。
乗車券はなんと1円!で買えます。
切符は当時の使われていたものが再現されているそうです。
プラスアルファは気持ちで寄付することができて、一円電車の維持管理や路線延長などに使われるみたいです。
さっそく復活した一円電車「くろがね号」に乗車します!
車体はとても小さく、子どもが載ってちょうどくらいのサイズです。
車内も広い!とはいえないですが、なんともレトロで、緑色の座席シートもいい味を出しています。
窓からは、運転士さんをのぞくことができます!
ガタゴトと70m往復の短い旅ですが、のんびりした時間が流れていて癒されますね
一円電車が走る様子を動画で紹介させていただきます!↓↓
一円電車は、バッテリーで動いていて、運転手さんが乗っている青い車体に入っています。
バッテリーの重さは1500kg!
小さい子供用の手漕ぎ線路もありました。
一円電車が運行されている近くの「あけのべ憩いの家」では、別の一円電車「しろがね号」が展示されていました。
こちらの施設では、明延鉱山内を実際に探検できる「明延鉱山 探検坑道」の受付がされています
一円電車の線路の延長が計画がされており、現在は半円状のコースとなっていますが10月6日の「一円電車まつり」までには周回コースが完成するということです。楽しみですね!
2019年は9月1日(日)、10月6日(日)、11月3日(日)に一円電車の運行が予定されています。
10月6日には一円電車まつりが開催されるとのこと
今や日本遺産「鉱石の道」のシンボル的存在の「一円電車」。
但馬の地域資源を活かした取組、これからも応援していきたいですね
明延鉱山さんのホームページで一円電車や明延鉱山探検坑道の詳細についてみることができます。
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