日本遺産「鉱石の道」の2大スポット明延→神子畑を車でめぐってみました!
スタート地点は、養父市大屋町明延です。
明延には、かつて日本一のスズ鉱山として栄えた明延鉱山(あけのべこうざん)があり様々な産業遺産があります。
明延では、かつて鉱山鉄道として運行されていた一円電車を復活する取り組みが行われています。
毎年春から秋にかけて定期的に行われる乗車会で一円電車が運行されており、2019年秋には線路が周回コースに延長となりました。
毎年11月初旬には、「一円電車まつり」がおこなわれていますよ!
【一円電車とは】
正式名称は明神電車で、日本一の錫鉱山だった明延鉱山から東洋一の選鉱場と呼ばれた神子畑選鉱場まで、鉱石を運ぶために約6キロの軌道を走っていた鉱山鉄道です。
鉱石運搬の合間に、従業員や町の人の足となって走っていた客車の乗車賃が1円だったので「一円電車」という愛称で親しまれ、昭和60年まで運行していたそうです。
(参考:明延鉱山ホームページ)
あけのべ憩いの家の敷地内には、一円電車「白金号」とともに木彫りのユニークな彫刻が展示されています。
これは地元の彫刻家である養父市大屋町在住の松田一戯さんらの作品で
昨年の11月の一円電車まつりで「アウトサイドギャラリー」として設置されたものとのことです。
かわいらしい一円電車には、乗客の顔も見えます。
明延では、春から秋にかけて毎週日曜日に明延鉱山の坑道見学が予約なしでできる「日曜見学会」が実施されています。
事前に予約すればそれ以外の日でも見学できるみたいですよ!
それでは、次なる日本遺産「鉱石の道」の構成文化財「神子畑選鉱場跡」(朝来市)へ向かいます
探検坑道の入り口よこから宍粟市方面に抜ける県道6号線経由で行きます。
探検坑道入り口から数分であらわれるトンネルを抜けると宍粟市です!
途中朝来市方面(国道429号)に左折します。
国道429号線の笠杉トンネルを超えると朝来市です。
このルートでいくと、明延から神子畑まで35分程度でいくことができますよ!
山道なので急カーブも多いですが、乗用車がすれ違うには十分な幅があります。
養父や和田山を通るルートでは1時間以上かかるので、30分ぐらいはやいんです!
神子畑選鉱場跡に到着!
かつて東洋一の選鉱所とよばれ、明延で掘り出された鉱物の選鉱が行われていました。
廃墟となった今も存在感と迫力はすごいですね。
シックナーと呼ばれる巨大すりばちのような建物です。
近くでみるとすごい迫力ですね!
神子畑選鉱所跡にも、一円電車が展示されています。
かつて明延と神子畑は深いつながりがあったことがわかります。
日本遺産「鉱石の道」をめぐるうえでは、ぜひセットでめぐりたいですね。
今回紹介した以外にも、見所たくさんあるので詳しくは下記のホームページ(外部リンク)を参考にしてみてください。。