豊岡市但東町赤花地区の大師山はつつじと巨岩奇石の名所として、知る人ぞ知る場所なのです。
天気の良い先の休日、新型コロナで密なところに行く訳にもいかず、また、本来ならつつじの頃が良いのでしょうが、冬眠から目覚めた森のクマさんに出会うのも怖いので、エイや!と登ってみたのでありました。
広場に車を置き、道を歩き始めた矢先、雪に阻まれました。しまった!まだ早かったかと二の足を踏んでいると、相方が運動靴のまま、ずんずん雪の中を進んでいきます。仕方なく後を付いていくと、道に雪があるのはこのあたりだけでした。
歩き始めて20分ほどで巨岩があらわれます。が、写真ではその迫力が全く!伝わりません。
これ以降の岩もすべて巨岩ですが、比較対象がないため、その大きさがわからないと思います。ぜひ現地に行って、目で確かめてください。とにかくデカいです。
これらの岩を過ぎたところで、最大の難関が待ち受けています。急な斜面には落ち葉が重なり、足の引っ掛かりが全くありません。相方のお尻を押し上げつつ、何とか登り切りました。
展望休憩所の先にある佛ヶ岩です。私が確認できた範囲では、この岩のみ装飾が施され、岩の端が線で縁取りされています。
岩と岩の空間の奥に祠が祀られており、札所の看板があります
ここからは巡回コースになります。これは岩を屋根にした札所です。
カエルに似ているからカエル岩らしいのですが、大きすぎて全体像がつかめません。
体内くぐり岩です。太め体形の私でもなんとか抜けることができました。くぐり岩の上に立つと見晴らしがよく、名前のとおり生まれ変わったような気持ちになる、かもしれませんね。左手には先ほど通った休憩所が見えます。
体内くぐり岩以降は道が急で細くなり、ピンクのテープや杭など目印を頼りに進みます。また場所によってはくくられたロープを頼りに登るところもあります。特に夫婦岩前後の道が分かりにくく、目印を探しながら進みます。
横方向に亀裂が入り、岩が積み重なったようなので、重箱の名前が付いたのかな?
布掛岩や玉岩など、ゆっくり鑑賞したいのですが、冬の日の短さを気にしつつ、急いで降ります。
その名のとおり岩の端まで行くと、休憩所が小さく見えています。これ以上は怖くて前に進めません。
この岩を過ぎると休憩所に出ます。休憩所から別のルートで帰ることもできるようですが、案内板では距離が短い、つまり道が急ではないかと考え、来た道を帰りました。コウモリが住むというコウモリ岩もあるのですが、時間と体力に余裕がなく、今回は断念しました。
2時間くらいあれば回れるでしょうか。日ごろの運動不足は解消できましたが、私的には結構ハードでした。
帰りに寄り道をして、名水福寿の水を飲んでみました。但東町畑山から国道482号を久美浜の方へ行き、たんたん温泉を過ぎて少し行くとあります。
疲れた体に冷たい水が染み入ります。人気のようで先客があり、ポリタンクに何杯も汲んでおられました。