“二段滝”が変容して“一段+貫通滝”に
神鍋溶岩流散策コースで名高い稲葉川(イナンバガワ)流域の名所“二段滝”が様変りしている(取材7/10)
名所案内版はこの通り、2段滝の前にある案内板の写真はまさに名所、優雅な滝である
以前の姿構成は、高さ約4mの上段から落ちた後、下段を約5m手前に流れ、再び5m流れ落ちる、これが二段滝
この写真は毎年4月29日に行われる「神鍋溶岩流ウォーク」健脚コース11kmに参加したときに写したもの。今年は事情があって不参加だった。
今日の姿、 えっ..? ええ~? 、ユニークな様変わり
昨年7月上旬の豪雨後、滝が下段の中央付近を貫通してそのまま流れ落ちている、よく見ると1段目滝壺周辺は滝水のミストが漂っている
周辺は雲霞の如く岩に叩きつけられた水がミクロに舞っている
探求心にかられ横の土手から覗いて見ると、貫通の穴が見える
更に滝の上側に行って見る
川床は溶岩流こぶが一面に続く、この先に二段滝がある
滝の真上から覗く、一段目滝の4m下は、すり鉢状態で滝水が吸い込まれている
斜め横に回って見る、2段目は貫通穴から真下に落ちている
兵庫県立大地域資源マネジメント研究科の松原典孝講師(地質学)は「水流で小石が回転して岩を削った『ポットホール』が少しずつ拡大し、貫通してしまったのだろう。滝を形成する玄武岩は非常に固いので、珍しい現象」と話す。
看板は「二段滝」のままなので、日高神鍋観光協会は、大雨の直後など水量が多いときは手前にも流れるといい、「二段滝」の姿も見られるという。(MSN japan 7月6日Web記事一部引用)