豊岡市但東町虫生(むしゅう)集落では、10月7日(日)秋祭りに地元の安牟加(あむか)神社へ、「笹ばやし」{「笹おどり」「太古踊り」}が奉納されました。
虫生笹ばやしは、公民館で衣装付けし、500mほど離れた安牟加神社に屋台を伴って練りこみます。踊りの主役は3人の子どもたちで、桐の紋の入った正装で、一人が、しんぶちが囃し、二人が、腹の前につけた太鼓を打ち、取り巻く大人たちが哀調を帯びた歌に合わせて踊ります。古代温度の歌い方、太鼓、笛の若者連がつづき、御幣を先頭に笛や太鼓の囃しで、氏子が山車を引き、その後ろにしんぶちと、太鼓2人が続き、神社で神事の後、境内の一段下にある歌舞伎舞台で踊りを奉納します。踊りは、「入り込み」「屋敷踊り」「花の踊り」三つの踊りです。
虫生農村歌舞伎舞台は昭和45年に兵庫県指定有形民俗文化財されています。安牟加神社境内に建ち、「笹ばやし」が演じられます。近代の農村歌舞伎舞台で、切妻作り瓦葺きです。