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ノボロギク 有毒です

春先、タネツケバナやオオイヌノフグリと咲いている。

ノボロギク キク科

花の少ない冬から初春にかけて、あまり背の高くないシュンギクに似た葉をつけた植物があれば、きっとそれはノボロギクです。ノボロギクは花びらのない黄色い花をつけます。

切れ込みのないシュンギクといった感じ

キク科は食べられる植物がたくさんあります。しかもシュンギク似の葉です。これは食べられるのだろうなと思いました。しかし、調べてみると有毒でした。致命的という程ではないようですが、下痢や吐き気をもよおすのは間違いないようです。家畜やペットにも毒なようです。もう一度書いておきます。「有毒です」。ただしヨーロッパでは薬として利用されることもあるようです。

上の写真の黄色の部分には小さな花がつまっている。黄色の先は5つに割れ、花びらになっている。

花には花びらのようなものはなく、中央の黄色い部分には筒状花とか管状花とか言われる小さな花が集まっています。この花の集まりを頭花と言います。頭花をおおっている部分を総苞片といい、春先には特徴的な黒い三角形ができます。ノボロギクには、まれに花びらがあるものがあるそうですが私は見たことがありません。

種子が大きくなってきている。

筒状花の周りには綿毛のようなものがついています。花が終わるとタンポポの綿毛のようになります。タンポポの綿毛に比べると弱々しく元気がないように見えます。少しみすぼらしいようにも見えます。こんな様子をボロ切れに見立ててボロギクと名付けられた日本の植物があります。その植物に似た綿毛で野原に生えるのでノボロギクという名前になったという説があります。以前紹介したダンドボロギクと同じような由来です。

ノボロギクは外来種です。明治のはじめ頃にヨーロッパからやって来たと言われています。畑や田んぼのあぜ、道ばたにも普通に生えています。

ノボロギクは春に咲く個体が多いように思いますが、秋から冬にかけて咲いている個体も結構あります。一つの場所では続けて咲きませんが、場所を変えると花が年中見られると言ってよいと思います。

 

 

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