ホオノキは、高さが30mにもなります。太さも幹周りが3mを越えるものがあります。ホオノキは、高くなり枝を大きく広げ、一本でも広い場所を占めます。花は次から次へと咲き、花の見られる期間はかなり長くなります。
葉も大きく、長さが40cm、幅が20cmに達するものがあります。一枚の葉としては日本の樹木の中では最大級の大きさです。
花もまた大きく、直径が15cmくらいあり、これも日本産の樹木では最大級の大きさです。
樹高が高いので花を間近に見ることはなかなかできません。
近くで見たらじっくりと見てみてください。
これはつぼみです。まだかたいです。
この花は、性転換をします。
ホオノキの花は3日間ほど閉じたり開いたりします。
咲き始めです。
初日、開花前。
初日は、雌です。中央にめしべが集合しています。反り返っていて受粉可能になっています。その周りにあるのがおしべです。赤いのが花糸です。その上の白い部分から花粉が出てきます。雌の時期には花粉は出ません。
翌日になると、めしべは閉じます。花粉を受けることはできません。花粉が出始めます。
三日目になるとおしべは花から離れていきます。
ホオノキの花からはとてもいい香りがします。
虫を誘っているのです。