キチャワンタケ チャワンタケ目 ピロネマキン科 キチャワンタケ属
(Caloscypha fulgens)
キチャワンタケ、名前の通り茶碗形でレモン色から黄色が美しい。直径 2-3 cm程度で、早春から春に発生する。散生から群生。針葉樹林地内に多いようだが写真のものは針葉樹交じりの雑木林。
もろく椀の外側に少し青緑色が見られ、傷つけると黄色から青緑変する。青緑は濃いものからあまり色が出ない系統もあるようだ。
小さく、もろく、色合いからも食用に適さない。食毒不明。
黄色から青緑変しないものでキンチャワンタケという種もある。
チャワンタケ目の仲間は分類ではマツタケなど一般的なキノコと同じ菌界の真菌門であるから同じキノコの仲間といえるものの、少し別の子嚢菌亜門で盤菌綱に属する。同じ脊索動物門であるが、脊椎動物亜門の人間と尾索動物亜門のホヤぐらい別の生物である。