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田んぼでノビタキにあいましょう

春の渡りの記事でノビタキのことを書きました。今、北の繁殖地(はんしょくち)で夏を過ごしたノビタキたちが南に渡っている最中です。
豊岡盆地では9月のお彼岸(ひがん)のころ、秋渡りの最初のグループがやってきます。毎年ほとんど同じ日にやってきますから、秋草の先に最初のノビタキを見つけると、季節の変わり目を感じるものです。

ノビタキは水辺近くの草地が好きです。田んぼの用水路の畦(あぜ)の回りを注意してみると簡単に見つかります。草の先端にとまったり、杭(くい)などの人工物の先にもよく止まっています。
よく観察してみると、空に向かってヒラヒラと飛び上がっては、また同じ場所に戻る行動をします。これは飛んでいる虫を捕まえるためです。ノビタキは地上のバッタなどもよく食べています。

これは4月の春渡りに観察したノビタキのオスです。黒い頭がめだちます。

これが現在見られる秋渡りのノビタキのオスです。顔のまわりにわずかに黒が残っていますが、春のときに比べてすっかり色が変わっています。
繁殖(はんしょく)を終えた鳥たちは、このようにできるだけ地味(じみ)に目立たないように羽根の色を変えて、南の国へと旅を続けるのです。
スズメより小さな、とってもかわいい旅の鳥ノビタキを、ぜひ田んぼで見つけてみてください。だんだん数が少なくなりますが、11月はじめ頃まで観察できます。
写真・文 コウノトリ市民研究所 高橋 信

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