平成27年11月3日(火)午前10時から養父市八木地区にある国指定史跡八木城跡の中の殿屋敷遺跡の発掘調査説明会が開催され、100名近くの方が集まりました。
殿屋敷遺跡は、但馬で唯一発見されている堀をめぐらせた八木氏の館跡です。鎌倉時代の建造物であり、貴重な遺跡です。
「発掘調査によりダイヤの原石、宝の山が出てきた。皆さんとともにダイヤの原石を磨いていきましょう。」とは、八木城跡まちづくり会小林会長です。
説明会が始まりました。今回の発掘調査で、四方を堀で巡らされた鎌倉時代の八木氏の館跡であることが分かりました。
堀はこんな感じであったそうです。看板で紹介します。
南西堀からは、当時の居城跡と推測される石垣が見つかりました。
南の堀は、畑の石垣の下だと推測されます。
東堀はこのあたりから北に向かっています。
中央の発掘調査では、石組み溝などが見つかっています。
ここでは、土師器なども出ました。
東堀の発掘調査、北堀の発掘調査です。白い札の矢印から矢印が堀です。
北堀では、底まで掘ったそうです。かなり深い。水が溜まって分からないが底は、水平で台形になっているらしいです。
今回発掘された出土品左と前年までに発掘された出土品です。
北堀では、木の出土品が見つかっています。
今日の八木城跡の説明会で数々のお宝が紹介されました。そして、この調査結果を受けて、来年度から殿屋敷が整備されます。こうご期待。