平家の豪勇たちが辿り着いた伝承の地と紹介されている 豊岡市竹野町田久日(たくひ)。
昭和40年に海岸道路が開通するまで、険しい山道を歩かないと行くことができない村であったといわれています。
今日は海岸を展望するのにふさわしい晴天、ただし暑いですが・・・ 城崎温泉・日和山海岸方面から竹野町に
向かって海岸展望を楽しみながら伝承の地を巡ってきました。
海岸道路から田久日の村 ↓の画像の→の入江が田久日の村です。
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村の手前の県道筋にある 才の神古墳の石碑。
道行く人馬の安全を祈る守護神が祀られていたとの事です。このすぐ右に海岸に下りる地道があります。
険しい傾斜に畑があります。山陰海岸の展望が素晴らしい場所です。駐車場がありますので立ち止まってください。
県道にこんな看板。集落に入る標識です。うっかりすれば見落としそうです。すぐに町並みです。
三宝荒大神と断崖絶壁にたつ弁財天社
弁財天に近寄ってみました。
弁財天は大漁を祈願する神さまとの事。
豪勇で知られる二人の平家の武将の供養塔がありました。
ちようど漁に出ようとしておられた地元の 坂本恭二さん に村の事を教えていただきました。
集落は今30軒程、冬は地面から吹き上がるような雪になることがあり大変との事です。
佐藤さん、後藤さんという姓が多いそうで、あまり苗字で呼ぶことがなく、屋号で呼び合うそうです。
豪勇たちが侍の姿で現れる様な町並みを後にすれば、すぐに竹野浜、猫崎半島が見えます。
城崎温泉から竹野浜海水浴場までは10キロ少々の道。その間に平家落人の隠れ里の 田久日 と 宇日 があります。
車の駐車できる場所もありますから、そこに車を置いてブラブラ伝承の地を歩き、昔をしのぶのがいいと思います。
但馬ふるさとづくり協会から、「平家伝承をたどる但馬の隠れ里めぐり」 という冊子が
発行されています。今回はこの冊子の中から 横行渓谷の美しい姫さまの伝承 に引き続き
現地を巡ってきました。この冊子は但馬の道の駅などに置かれているようです。
ちよっと余分ですが、コウノトリ保護増殖センターの人工巣塔を見てきました。
先般、「特派員しこさん」が発信していますから、詳しくはそちらも見てください。
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