強い夏の陽ざしを避けて曇予報の27日、鉢伏山に登ってきました。空模様は予報通りですが、結構いい感じの高原の涼風の中快適に歩いてきました。登山にはいろいろな考え方がありますが、私ども仲間は私のような高齢者が加わっていることもあって「花を愛で季節の景観を楽しみながらゆっくり歩こう」です。今回は「夏に入った高原の花とシナノキ巨樹の探索」がテーマ。
基幹林道「氷ノ山展望駅」を登山口にして、鉢伏山山頂から稜線を歩き、高丸山山頂から北へ少し入った所の巨樹を見、ハチ高原交流促進センター横駐車場に下山するという周回登山です。約4.3キロ、4時間ほどの登山です。
但馬の基幹林道「ひょうごの屋根・緑の回廊」にいくつか「駅」がありますが、今回「氷ノ山展望駅」が登山口。ここはすでに標高1050mあり、トイレも整備されています。
歩き始めてすぐに「遭難碑」があります。黙礼して・・・
すぐ下にハチ高原民宿街、氷ノ山は雲がかかっています。すぐ前にヤマボウシが白い花をつけています。
展望の良い標高1221mの鉢伏山の山頂。ここは養父市・ハチ高原と香美町村岡区・ハチ北高原のスキーリフトが合流しています。
兵庫県の最高峰、標高は1510mあります。雲がなければ山頂の避難小屋や印象的な甑岩の稜線が展望できます。
高丸山手前から、小代に少し回り込んだ所に本日の目的の一つのシナノキ巨樹があります。香美町指定文化財の「高丸山シナノキ」です。(周)7.2m、(高)約20m。花が咲き、咲いた後に甘い蜜を持つそうです。また樹皮はとても丈夫で、紐などの材料になるそうです。
観察後ハチ高原「小代越え」から車をデポした交流センターに戻りました。また絶滅危惧種の「ウスヒロヒョウモンモドキ」は姿をみませんでした。幼虫はオミナエシ、ウメバチソウ、オカトラノオなどを食べて成長するらしいですね。
夏なのに草原を吹き渡る涼風のおかげで余り汗かかずの山歩きでした。
こんなルートを歩きました。