梅雨真っ盛り、新温泉町上山高原はしっぽりと霧に包まれています。
上山エコミュージアム植物調査として、江戸時代因幡若桜の藩主山崎氏の領地であった上山左馬殿道を
歩きました。
真っ先に眼に入ったのは山野の女王ささゆり、近頃段々眼にする機会が少なくなりましたね!
上山高原は一日中霧に覆われ幻想的な景観を醸しています。
本日の目玉は「ショウキラン」の群生に出会えたことです。
ショウキランはギンリョウソウと同じく腐生植物で葉緑体を持たず、兵庫県でもデッドデータに
ランクされています。
森に入ると鮮やかな花は少なくなります、雨中見上げれば清楚な花が眼に入りました。
ハクウンボクの白が映えます。
道すがら眼に入った「ミズナラ」の巨木、樹齢は?
上山から扇ノ山一帯は過って木地師と言われる方々が生活基盤としていた場所です。
途中2ヶ所木地師の墓があります。今は朽ちていますが墓石に刻まれているのは女性のようでした。
来年には新温泉町上山高原を中心とした全国草原サミットが企画されています