朝来市生野町の山里「黒川本村」で『ことはじめ』をしました。
事始めとは、一年の行事を始める日で村中総出で準備をします。
お父さん達は神様へお供えする為に、山から切ってきた「ゆりだの木」で杵とお箸を作り、
ワラを使って大きなぞうりとタワシも作ります。
お母さんたちはお餅つきの準備で、もち米を蒸してきなこやあずき餡を用意します。
出来上がったワラのタワシで臼を洗い、お供え用の杵でつき始めをします。
後は若い衆で3臼のお餅をついていきます。
今年は餅あしらいも世代交代ですが、あまりのお餅の熱さに悲鳴を上げる一幕も。
何とかつき上がったお餅は、きなことあずき餡で仕上げお供えします。
ワラのお供え物は庭の木に下げられて、一年の村の安全を見守ってくれることでしょう。