新年あけましておめでとうございます。
城崎温泉街では毎年正月に、他の地域ではなかなか見れない数の【門松】を見る事ができます。
実はこれ、私自身も城崎から離れて初めて気付いたことなのですが、とにかく数が多い!(これが普通だと思っていましたw)
今回は、あまり裏道に入らず表通りを通るだけで見つけることができるものを中心にご紹介します。
写真多めで長いですが、どうぞお付き合いください!
今回巡ったのは大体このマップで見えている範囲です。
西はUTSUROIさんやまんだら湯のあたりまで、東は山陰本線の線路手前までをぶらぶらと。
撮影日時は2022年1月1日の10:00頃。四所神社に初詣のあと、ふらっと城崎を一周お散歩してきました。
地元の方から観光客の方まで、元日ということもあり初詣の方がいらっしゃいました。
真ん中のしめ縄と大きな葉牡丹が印象的な門松です。
ボリューム満載の杉の葉っぱで、門松の土台も鳥居の土台も隠れており、門松と鳥居が一体化しているようにも見えます。
四所神社からまずは川下に下っていきます。
こちらはスナック「あやめ」さん。
季節に合わせた生け花を飾られており、この日はお正月の飾りになっていました。
これも一種の門松ですね!金銀の水引が素敵。
こちらは「坂本屋酒店」さん。
門松の上に餅花が垂れ下がっていますね。土台がわらで巻かれ、飾り紐がついています。
旅館「やまとや」さんです。
先ほどの坂本屋さんと同じように土台がわらで巻かれています。飾りには小さな凧が!
大晦日に城崎も雪が降り、朝だったのでお大師さんがきれいに白くなっている様子を見る事が出来ました!
どんどん進みましょう!
こちらは旅館「森津屋」さん。いつもカラフルなお花で彩られている玄関先なのですが、そこにちょこんと小さな門松が!
お菓子の製造販売&お土産物を販売している「みなとや」さん。
ここのイチゴ大福が絶品なのですが、それはまた別の機会に…
お店の真ん中にどんと大きな門松がありました。しめ飾りがついていますね!
こちらは「一の湯」です。
[交通量の多い道沿い]+[入場制限時にお客さんが並ぶスペースの確保]のため入り口から遠く離れた場所に門松がありました。
ちょっと寂しい感じw
左側も同じくらい離れたところにあったので1枚の写真におさめるのは断念しました。
一の湯の道挟んで向かい側にある旅館「ゆとうや」さんです。
わらで巻かれた土台にしめ飾りのついた門松です。門には縄飾りも飾ってあります。
旅館「まつや」さんです。
こちらもわらで巻いた土台にしめ飾りのついた門松ですね。
ベースとなるものは一緒でも、飾ってある飾りの様子がそれぞれ違って面白いです。
「柳湯」です。「一の湯」とまったく同じ門松です。
城崎の外湯には同じ形の門松が飾ってあるようですね!
柳湯は、城崎で一番深い浴槽で一番熱いお湯が楽しめます。
柳湯のすぐお隣、旅館「むつの屋」さんです。
こちらの門松も立派ですね!大きなしめ縄と葉牡丹が印象的です。
少し道を曲がり桃島への坂道を上がっていくと見えたのが、ゲストハウス「若代」さん。
小ぶりですがどっしりとした印象の門松に奥に見える雪だるまがマッチして、なんとも可愛い!
旅館「川口屋 本館」さん。
こちらは門松にかぶさるように垂れ下がる餅花が飾られていました。
「円山菓寮」さん。
「地蔵湯」。
炭平別邸「季ト時」さん。城崎の中では新しい旅館さんです。
こちらの門松は花器に入っていますね!おしゃれ!
旅館「いちだや」さんは門松はありませんが、しめ飾りが現代風のピンクでかわいかったのでご紹介!
地蔵湯の前にまっすぐ伸びる駅通りを南に向かって歩きます。
こちらは「牛匠 上田」さん。こぶりの門松が可愛いですね!
旅館「三國屋」さん。
こちらは大きくて立派な門松です!多分今回見た中でもトップレベルで大きいと思います。
どっしり構えている感じがしますね。
駅までは行かず、角を曲がって城崎文芸館の方に進んでいきます。
こちらはホテル「ニューオーヒロ」さん。植木鉢サイズの可愛らしい門松が飾ってありました!
「城崎文芸館」です。
こちらの門松は他の外湯と同じものですね。入り口の天井に届きそうな松の枝。立派です。
城崎文芸館からてくてく歩いて四所神社まで戻ってきました。
今度は川上の方向(西)へ歩いていきます。
まずは四所神社のお隣「御所の湯」です。
続いて旅館「泉都」さん。
こちらもどっしりとした構えの門松です。
旅館「喜楽」さんの門松は土台の部分が他とかなり違います。
実はこれ、秋祭りのだんじりの1つで上部が運行する「台」という輿の一部を模したものです。
知る人ぞ知る門松です。
こちらは志賀直哉が宿泊したことで有名な旅館「三木屋」さんです。
玄関口に門松が見えますね!
「西村屋 本館」さん。
餅花に松竹梅、葉牡丹にしめ縄とてんこ盛りの門松です。
歓迎看板には『謹賀新年』と書かれています。いつも思いますが、この看板に文字を書かれる方本当に達筆。
ちなみにお隣の「さんぽう」さんには門松や縄飾りではなく、水引と稲を使ったオシャレな正月飾りがありました。
千年の湯「古まん」さんの左が本館、右が別館です。
それぞれに同じ門松が飾られています。土台が四角くて他のところとは少し印象が違いますね。
元々は城崎の消防署が建っていた跡地にあるのが「UTSUROI」さん。宿泊施設とカフェが併設されています。
こちらの門松はカラフルで現代風。全体的にアートでとても可愛いです!
そして、UTSUROIさんの真向かいにあるのが、旅館「つちや」さんです。
こちらは普通の門松かと思いきや少しアートな匂い…
UTSUROIさんの母体が「つちや」さんなので同じテイストにしてあるみたいです!
少し細い道を抜けて、まんだら湯のすぐ近く、お宿「白山 花まんだら」さんとその別館「花地蔵庵」さんです。
どちらも凧が飾られていますね!
いかがでしたか?
距離にして1km程度、時間にして数十分の範囲、しかもほぼ表通りだけでこれだけの数の【門松】が飾られています。
しかも、しっかりしたサイズの大きいものが多い!!
なかなか面白い町だと思いませんか?普通では見られない光景ですよね。
この景色が見られるのは松の内までなので、7日か長くて15日までではないかと思われます。
(確かどんどがその辺りだったような…)
城崎には今回ご紹介していない旅館さんがまだまだたくさんあります。きっと【門松】ももっとあるはず!
気になった方は是非、お正月の城崎へ!
《おまけ》↓木屋町小路の門松と「かみや民藝店」さんのミニ門松(夜撮影)↓