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伝統の継承!地元民が熱狂する城崎だんじり祭り!

城崎温泉の中心部にある四所神社ししょじんじゃの秋の例大祭が「だんじり祭り」であり、地元では「秋祭り」とか「祭り」と呼ばれています。
毎年10月14日に宵宮、15日に本宮が行われ、現在まで日付固定で開催されてます。
町内が上部かみぶ中部なかぶ下部しもぶの3つに分かれ、各部でそれぞれ役割を持った絢爛豪華な山車を担当し町中を動き回り、【セリ】と呼ばれるぶつかり合い(本当にぶつけはしない)が最大の見せ場です。

3年ぶりの開催となった今年の秋祭り、コロナ前と違う体制となり準備も大変だったことと思いますが、まずは無事に開催できてよかったの一言に尽きるのではないでしょうか。

さて、それでは3年ぶりの秋祭り(本宮)の様子を写真と共に振り返っていきます!

本宮から登場、四所神社のお神輿さん

15日の早朝、四所神社の蔵から出され拝殿の前に置かれます。秋祭りの中心となるお神輿みこしさんです。

四所神社の紋である梅鉢があらゆるところに施され、頂上と四隅に鳳凰があしらわれている豪華な輿です。すっごい重いです。
各山車が四所神社に宮入りをしたあと、本殿よりご神体が輿に移され、年に1度この時だけお宮さんから神様が離れ、町の端から端までを巡っていかれます。

各山車のご紹介

城崎の秋祭りと言えばだんじり!ということで軽く各山車の紹介をしてみたいと思います。

だい・どでん》

上部が運行する山車です。山車というよりは輿に近い形状をしており、基本は担ぎ上げての運行となります。
四所神社の神様に付き従って、守護するような役割を持っています。神輿あるところに台あり。
幕には獅子が描かれ、幕の中では2名の太鼓さんが1つの太鼓を叩かれます。

おおだんじり》

中部・下部が運行する山車です。ハンマーと呼ばれる木製の車輪がついており、押して運行します。
神様に近づきたいのに、台が邪魔をして近づけない。台とは犬猿の仲…というか一方的に喧嘩売ってるように最近見えてきましたw
幕には龍と鳳凰が描かれ、山車の上に特別警護けいご(通称、大警護おおけいご)さん、下の格子の中に太鼓さん達が乗られます。
格子の中の狭い空間に大太鼓1つ、小太鼓1つ、半鐘2つの鳴り物が取り付けられており、それを太鼓さんたちが叩いているのです。

だんじり》
 
台と大だんじりそれぞれに子分というか、一回り小さなだんじりが付き従います。
上部の幕には獅子や虎が描かれており、中・下部の幕には龍や鷹が描かれています。
未来のだんじりの担い手となる地元の子どもたちが乗ったり、押したり、太鼓を叩いたりという山車です。

お神輿さんの安全な運行を守護する台と、それが気に食わない大だんじりとの喧嘩が【セリ】というイメージでしょうか?
感覚的に身に沁みついていることを言語化するの難しいですねw

【セリ】以外の場所で、台と大だんじりが顔を合わせることはありません。タブーとされています。
上部と中・下部で常に連絡を取り合い、お神輿さんと台の運行を絶対として妨げる事なく大だんじりの運行がなされてます。
また、各山車の動きと太鼓の叩き方は紐づけされており、この音の時はこの動きというのが決まっています。

宮入り

15日の昼前、四所神社に全ての山車が揃います。宮入みやいりと呼ばれる行事です。
台 → 上部小だんじり → 中・下部小だんじり → 大だんじりの順に四所神社にて神様に挨拶をしていきます。


上の写真は、上部の小だんじりが神社の中で挨拶している間に、神社前の道路を中・下部の小だんじりが神社に入る準備のため行ったり来たりしている様子です。

大だんじりの挨拶の途中に、拝殿横にいた台が飛び出してくることがあります。
大だんじりが四所神社の本殿にまっすぐ向き合う形できれいに入ることができれば、台が出てきてくれるのです。

入ってきた時と逆の順で各山車が神社を出立し、最後に台とお神輿さんだけが残ります。
振る舞い酒のあと、台より先にお神輿さんが「お立ーちー」の合図で神社を出立し、台もそれに続くのかと思いきやここで芸を披露します。
上部執頭かみぶしっとうが芸の一連の流れを口頭で説明した後、台を一度上にあげて一気に落とす「カタイレ」「ヤレサセ」が披露されます。
今年は担ぎ手の人数が減っていることもあり、「カタイレ」を3回だけの披露となりました。
これは本当に圧巻です!一見の価値あり!

地蔵湯橋のセリ

宮入り後、まんだら橋でのセリを終え、大休憩をはさみ、次は地蔵湯前の地蔵湯橋でのセリです。
まんだら橋のセリは個人的に色々と用事がありまして写真が取れなかったので割愛します。

セリの後、地蔵湯前で大だんじりが回転して新地しんち(昔の花街で車一台分程度の狭い道)に入っていきます。
この時は通常の太鼓とは違い、静かでゆっくりとした音色の「新地太鼓」に叩き方が変わります。

王橋のセリ

2日間の祭りの最大のクライマックス。もっとも盛り上がりを見せるのが、この王橋のセリです。
見どころは、王橋の上でのお神輿さん・台・大だんじりの三つ巴が一般的ではないでしょうか?
今年はお神輿さんの飾りを外さずにフル装備の状態での王橋のセリとなり、とても美しい三つ巴を見る事が出来ました!(後が色々と大変そうだったので、これは今回限りかもしれないです…w)
ちなみに、飾りを外したいつもの王橋のお神輿さんはこちら↓ なんかちょっと淋しい…

個人的には、大だんじりの橋の侵入にタイミングを合わせて素早く侵入してくる台。
最後、上部の小だんじりを台に付いて行かせまいと割り込んでくる大だんじりの執着が見どころではないかと思います。

日が傾いたころに始まるので、セリの始まりはこれくらい明るいです。

お神輿さん → 台 → 上部小だんじり → 大だんじり → 中・下部小だんじりの順に一の湯前を通過し湯の里通りになだれ込んでしまえば、今年の祭りもこれでおしまいです。

王橋セリ後の宮前

お神輿さんに付いて湯の里通りをゆっくり進んでいく山車たち。
四所神社の正面までやって来ると、今年の祭りを評価するかのように最後の「揺さぶり」をしてそれぞれの宿にゆっくりと帰っていきます。

今年の祭りは、宮前に行く道中にレスキューカーを通さなければならないハプニングがありました!
緊急で各山車を端に寄せる対応がとられましたが、なかなか見れない光景でしたねw

長い竹の先につけられた提灯がだんじりを照らし、熱い熱い城崎の祭りが静かに終わっていきます。

御幣納め

だんじりの運行は終わっていますが、もう1つ最後の大仕事があります。それが御幣納ごへいおさめです。
祭りが終わり静かになった町で、中・下部の大だんじり・小だんじりの屋根についていた白い御幣ごへいと呼ばれるもの計6本を、伊勢音頭に合わせて振りながら四所神社に向けて歩いていく行事です。
文字に起こすとすっごい奇祭に見えますねw

祭り期間中、伝令役として走り回っていた執頭や若頭わかがしらが最後の力を振り絞って御幣を振ります。
振った勢いでちぎれた御幣を地面に付くまでにキャッチし、それをお財布に入れると良いとか言われています。
実際にお金が貯まったりしたことはないのですが、なぜか私の財布には入ってますw

湯の里通りに入るまではゆっくりと進んできた行列が、最後は四所神社に向けて全力で走ってきます。
祭りの本当のラストを飾る、神社への大迫力のなだれ込み!
6本の御幣が四所神社に返却され、万歳三唱をして、今年の秋祭りが無事に終わりました。

 

コロナ禍ということもあり、たくさんの制約のあるなかでの開催でしたが、町中で太鼓や半鐘はんしょうの音が鳴っているのはやはり嬉しかったです。

城崎のだんじり祭りは、普段のおもてなしの心を大切にしている城崎温泉とは違った風景を見ることができます。
年に2日間、この時だけはお客さんなんかそっちのけ、皆が祭りに全力集中して挑むのです!
私ほっとかれてもいい!という方は、是非来年の戦後復興90周年の記念年にご覧にいらしてみてはいかがでしょうか?

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