天気も良いので、前から気になっていた「うへ山の棚田」と「吉滝」に行ってきました。
ところで、うへ山の「うへ」って何かご存じですか? ネットでは「上にある山」という意味らしい。
また吉滝は「うらみの滝」とも言われています。うらみは、私の好きな不思議話の「恨み」、ではなく「裏見」、つまり裏から滝を眺められるんですね。
説明不要、よく言われる日本の原風景ですね。稲刈りが終わり落ち着いた茶色の田、これからの収穫を待つ鶸色の田。
小さな土地も無駄なく利用してきた先人の営みを、営々と続けてこられたからこそ、今、私たちが見られるのでしょう。ありがとうございます!
所々にある看板を頼りに、10台ほどのスペースがある駐車場に到着しました。ちなみに来たときは私の車だけでしたが、帰るときには6台ほどが止まっていました。さすがに有名ですね。
整備された歩道を歩き10分足らずで滝に到着します。その間はマイナスイオンを喫いながら下っていきます。緑が大変濃く、樹木がやたらと大きい気がします。
吉滝です。上段が23m、下段が5m、計28mの落差があります。滝の後ろには吉滝神社が鎮座しています。滝口から一直線に岩に落ちてくるので、清々しく清廉な感じがします。
横から見るとこんな感じ。
滝の後ろに回るとこんな感じです。香美町小代観光協会のHPによると、兵庫県下で裏見ができるのはここだけらしいですよ。
吉滝の右には金滝(写真・右上)、左側には銀滝(写真・左上)が、ジョボジョボという感じで静かに流れ落ちています。
右下の小さな人で滝の大きさを感じていただけたらと思います。
また一つ、行きたかった所に行けました。さて、次はどこ行こう。