メタボの私でも手軽に行けるところを訪ねるお手軽散策。今回は神鍋山山頂を目指します。
まあ、目指すというほどのことでもなく、何せお手軽散策と銘を打っていますので、車から降りて15分位で噴火口外縁に到着します。沿道に咲く小さくとも可憐な花々とともにお届けします。
国道482号を日高から村岡方面に進み、道の駅「神鍋高原」を過ぎてすぐ、山沿いの小道を右折すると「丸万」さんの手前に登り口があります。アスファルトの道が噴火口まで続いていますので、足元はそれほど気にすることはありません。神鍋山山頂まで1kmの看板に安堵し、道々の石仏にも励まされます。
道端のそこかしこに、派手さはありませんがよく見ると綺麗な花が咲いています。紫色の小さな釣り鐘のような花、萩など様々。
写真を撮りながらでも20分、普通に歩いたら10分ちょっとでしょうか、噴火口の外縁に到着です。丸屋根の東屋がありますが、休憩するほどの疲労感もありません。
噴火口の周囲も約750mの遊歩道が整備されています。またその一角には噴石で形作られた神鍋神社が鎮座しています。
深さ約40m、すり鉢状の噴火口です。降りられないこともないのでしょうが、ちゃんとした道がなく、上がってくるのも大変そうなのでやめときます。
噴火当時、溶岩流が山陰本線の江原駅と国府駅の中間あたり(約10㎞)まで達したらしい。
ところで、神鍋山は関西の中では最も若い火山です。年齢は約2万5千歳。以前は活火山、休火山、死火山という分類がありましたが、現在は使われていないようで、神鍋山も絶対に噴火しないとは言えないそうです。何せまだまだお若い火山ですから。
スキー場や但馬ドームなど、涼しい風に吹かれて眺めることができます。
ススキが風に揺れ、山栗がこれでもかというくらいに実を付けています。本格的な秋はすぐそこです。
今回も、大変お手軽な散策でした。さて、次はどこ行こう。