荒々しい冬の風景から猫崎半島は淡い芽吹きの清々しい春を迎えました。豊岡市竹野町の竹野海岸からキューピー人形がうずくまっているように見える、といわれる猫崎半島の最北端には「猫埼灯台」があります。登山口の賀嶋公園から灯台まで私の足で約50分、植生豊かな原生林の道を時には断崖絶壁におびえながら、短くともきついアップダウンの道を歩いてきました。
昔は半島ではなく島だったのが、竹野川に運ばれた砂が波や海流の影響で集まって陸続きになったとの事。
公園入口から5分ほどで朝日夕日漁火が綺麗に見えるという公園。
登山道から半島西海岸がみえる。登山終了の後近くまで行きましたので後ほどの画像を見てください。
原生林のトンネルの歩きやすい登山道。こんな道ばかりではありません。
キューピットの最も高い位置の賀嶋山山頂です。標高は141m、三等三角点があります。
ここが兵庫県最北端の猫埼灯台で、初点は昭和36年10月・・・とプレートに説明されています。目の前に広がる日本海の景観に心奪われます。
春の風少々強く、距離は短いですが、激上り、激下りの来た道を引き返しました。この後西海岸を探索します。
海水浴場となっているおだやかな猫崎半島東海岸に比べて、西海岸の海岸一帯は荒波で削られた波食台になっています。この付近の地質の状態を詳しくは説明ようしませんが「不整合」と云われています。
猫崎半島東海岸西海岸は、まったく異なったジオパーク景観を楽しむ事ができ、春風少々きつめでしたが変化あるウォークを楽しんできました。