今年の桜は、16日に京都で、19日に大阪で観測史上最も早く開花するなど、全国的に平年よりも開花が早い状況です。
朝来市でも早くも見ごろを迎えており、今日は与布土川沿いを上流から下流へ桜風景を楽しみながら散策したいと思います。
与布土川は、但馬と丹波の境に位置する粟鹿山を源流とし、和田山高校の近くで円山川へ注いでいます。
最も上流の集落から桜風景の散策スタートです。
スタート地点から少し下流に進むと左手に玉林寺が見えてきます。
玉林寺は、シダレザクラの名所として知られています。
ソメイヨシノも見事で、2種類の桜を満喫することができます。
シダレザクラとソメイヨシノの共演です。
玉林寺より少し下流に進むと左手によふど温泉が見えてきます。
よふど温泉は、四季折々の風景を味わいながら、疲れを癒すことのできる温泉です。
よふどものづくりクラブの手作りによる干支の動物と一緒に桜を楽しむことができます。
与布土集落内のえびす橋からの1枚です。
与布土川の魅力は非常に水がきれいなことで、夏にホタルが乱舞し、上流の奥山付近には、オオサンショウウオやヤマメなどの希少な淡水魚が棲んでいるそうです。
北近畿豊岡自動車道の下をくぐり少し行くと、楽音寺があります。
楽音寺は、かつて境内にウツギノヒメハナバチが乱舞することで知られていました。
楽音寺の隣には、ヒメハナ公園があります。
ヒメハナ公園は、楽音寺の境内に生息する「ウツギノヒメハナバチ」の名前をとって名付けられた公園です。
全長170mのローラースライダーをはじめ親子で楽しめる場所がたくさんあります。
ヒメハナ公園付近から国道9号線までの間、与布土川沿いに桜並木が続いています。
写真は、楽音寺橋の近くから下流方面を撮影した1枚です。
小谷公園付近より下流方面を撮影した1枚です。
大垣川止橋付近より下流方面を撮影した1枚です。
奥に見える橋が国道9号線です。
国道9号線を横切ったところで与布土川と柴川が合流します。
正面から流れてくるのが与布土川で、左手から流れてくるのが柴川です。
柴川との合流地点から少し下流へ進むとJR梁瀬駅が見えてきます。
梁瀬駅の駅舎は、1910年(明治43)に建設された当時の面影を残しています。
駅玄関口と反対側から見ると新鮮な感じがします。
ちょうど豊岡方面行きの電車がホームに入ってきました。
写真はJR梁瀬駅裏側付近より下流方面を撮影した1枚です。
クライマックスは、再び与布土川と国道9号線が交差する地点から和田山高校まで2kmくらい続く桜並木です。
ここからイオンのあたりまで、車両の通行は禁止となっているのでご注意ください。
イオンのあたりまで来ましたが、桜並木はまだ続きます。
写真はイオン付近より下流方面を撮影した1枚です。
さらに下流に進むと、国道312号線と交差します。
写真は国道312号線より上流方面を撮影した1枚です。
国道312号線より下流方面を撮影した1枚です。
和田山高校横の桜のトンネルも見事に満開です。
今年は運良く川面に映る逆さ桜を撮影することができました。
最後に、与布土川は和田山バイパスの付近で円山川と合流します。
正面から流れてくるのが与布土川で、右手から流れてくるのが円山川です。
今回は与布土川に注目して桜風景を楽しみましたが、但馬の魅力は、身近な場所に桜のきれいなところがたくさんあることだと思います。
自分だけのとっておきの場所を探して、リフレッシュしてはいかがでしょうか。
2021朝来市桜風景
取材日2021年4月3日