昼夜の気温差が大きくなり、但馬地域の街角でも紅葉が進んできました。
今回は3年ぶりに「出石お城まつり」が開催されるとの話を聞いて、早速現地に行ってみました。
出石は江戸時代5万8千石の城下町として栄え、現在も昔ながらの城下町の面影が残っています。
その町並みを舞台にして「出石お城まつり」が開催されました。
現地に到着すると、3年ぶりの開催ということでかなりの賑わいを見せていました。
今回50回の節目を迎え、豊岡市と姉妹都市である長野県上田市から真田鉄砲隊を招いて火縄銃の発砲演武が行われました。
銃声が鳴り響き、硝煙が立ちこめる様子は戦国時代さながらの迫力がありました。
この祭りの一番の見どころは、大人大名行列槍振りです。
大名行列は登城橋からスタートです。
門が開き、大名行列のはじまりです。
様々な長い槍が次々と登場します。
大名行列の槍振りは、1863年に出石藩主である仙石久利公の夫人が江戸の赤坂奴をお供に従えて、お国入りされたのが始まりと言われています。
登城橋を出発した大名行列は町中へと練り歩きます。
江戸時代の参勤交代もこのような光景があったのでしょうか。
「出石お城まつり」の舞台となった出石城跡は紅葉が順調に進んでいます。
城跡周辺が見ごろを迎えたとき、紅葉を楽しみに訪れたいと思います。
但馬地域でもコロナ禍で中止となっていた伝統行事の多くが地元の方々の力で復活しています。
そのおかげで秋空の晴天のもと、楽しい一日を過ごすことができました。
秋の但馬を楽しむ
取材日2022年10月16日、10月22日 1週間後の様子を追記しました。