みなさん、こんにちは。
今回は「たじま未来づくり講座」に参加してきましたので、その様子をお届けします。
豊岡市但東町畑山にある「たんとう花公園」。ここは春に「チューリップまつり」、夏には「ひまわりまつり」が盛大に開催されます。
また、少し離れたところに「日本モンゴル民族博物館」という何やら気になる博物館も。
今日は、この2つのスポットを訪れ、但東地域の活性化についてお話を聞いてきました。
この日(8/6)は、”ひまわりまつり”のオープンの日でした。
オープン初日ながら、大勢のお客さんで賑わっていました(;’∀’)
入場料は500円です。
高いところから、ひまわり畑全体が見渡せます。風が心地よい(^^)/
この日で6部咲きといったところでしょうか。
チューリップまつり・ひまわりまつりを開催されてきた、但東シルクロード観光協会の霜倉会長に、これまでの苦労話やエピソードをお聞きしました。
チューリップまつりはこれまで31回開催されてきたのですが、毎年苦労されるのがチューリップアートのデザイン。
人気のキャラクターを使いたいけど、著作権の関係で認めてもらえなかったり、使用料が発生したりと大変だそうです。
以下、ひまわりの写真に添えて、印象に残った霜倉会長の言葉を紹介します。
チューリップやひまわりは、なかなか主催者の思う時期にぴったりと咲いてくれません。これまで長年開催してきたけれど、思った時期に開花してくれたのは3~4回ぐらいしかなかったらしいです。
自然は厳しく偉大なもので、人間が全てをコントロールすることはできない。自然の中で人間が「生きさせてもらっている」。・・・と霜倉会長はおっしゃいました。
新しいことを始め、成功させるには「バカ者・若者・よそ者が必要」とよく言われますが、霜倉会長は自分があえて、思い切った行動力のある「バカ者」になろうと思いがんばってこられたそうです。
そして、地域の方々のご協力をいただきながら、なんとかここまで続けることができた・・・とおっしゃられていました。
ひまわり畑の一角にホワイトコーンの畑があり、もぎ取り体験ができます(1本300円)。
試食させてもらったのですが、このコーンほんとに甘くて、そのまま食べることもできるんです!
”ひまわりまつり”は8/14までのようです。詳しくはこちらをご覧ください → 2022たんとうひまわりまつり情報
ホワイコーンは無くなり次第閉園とのこと。詳しくはこちらを → 2022ホワイトコーンもぎ取り園情報
さて、続いては豊岡市但東町中山にある「日本・モンゴル民族博物館」にやってきました。
学芸員の方のガイドを受けながら、館内を見学しました。
1983年、合併前の旧但東町では、都市との交流による町おこしのため、但馬ちりめんの産地にちなんで「但東シルクロード計画」が策定されました。
そこに、1985年、当時の大阪外国語大学のモンゴル語学科のゼミ生が但東町にやってきたのです。
当時、社会主義体制だったモンゴルに民間人が行くことは難しく、モンゴル農業の実態調査をする前に、但東町で農村実習をするということでした。
その後、1993年から日本モンゴル友好訪問団がモンゴルを訪れ、モンゴルからも多くの人が但東町に訪れたそうです。友好訪問団は以降12回にわたり行われ、住民レベルでのモンゴルとの交流が図られたということです。
モンゴル遊牧民の主食は麦や米。主な料理は「赤い食べ物」と言われる羊を中心とした肉料理と、「白い食べ物」と言われる加熱や発酵させた乳製品だそうです。
ゲルと言われる移動式住居で、中にも入ることができました。
中に柱があり、天井は中心から放射状に梁が渡されています。
ストーブやベットも置いてありました。
モンゴル民族はチベット仏教が主流です。
チベット仏教が浸透する前は、シャーマニズムと呼ばれる自然宗教だったそうです。
「リト@葉っぱの切り絵展」が開催されています。
1枚の葉にとても細かく刻まれたメルヘンチックな切り絵は、子供たちにも大人気だそうです。
すごく繊細で、どうすればこんな切り絵ができるのか不思議です。
他にも、公文知洋子さんによる裂織のアート「モンゴルの星★風をまとう」も開催されています。
昭和30年代の民家を再現したコーナーもありました。なぜか落ち着きますね。
「モンゴル博物館」って但馬の人でも意外と行ったことがない方が多いと思います。
見ごたえある展示がたくさんで、特別展も随時変わっていきます。
みなさん、ぜひモンゴル博物館へお越しください!
詳細はこちら → 日本・モンゴル民族博物館
但東町は少し奥まった山間部になるので、なかなか行く機会が少ないかもしれません。
でも、実は色々とオモシロいスポットがたくさんあるんですよね。
シルク温泉、たんたん温泉、たまごかけご飯の「但熊」、赤花そば 等々・・・みなさん、色々と調べて、発見して「但東」を楽しんでみてください。