朝来市和田山町から東床尾山へトレッキングに行ってきました。新緑がとてもきれいだったので、その様子をお届けします。
時間があれば西床尾山~東床尾山の周回ルートを歩きたかったのですが、時間の都合上、東床尾山へのピストンとなりました。
登山口の駐車場から600mで、但馬の巨木百選のひとつ「糸井の大カツラ」に到着。とても幻想的な写真が撮れました。
国の天然記念物に指定されており、幹周/19. 2m、樹高/36m、樹齢はなんと約2000年と言われています!主幹はすでに朽ちており、ひこばえにより内部の空洞が覆われています。
大カツラを過ぎると登山口があります。ここから本格的な登山のスタートです。
しばらく歩くとブナ林が。これは筆舌に尽くしがたい!足元そっちのけで樹々を見上げながら歩きます。
登山道は途中まで沢に沿って進みます。小さな滝があったりして、とても清々しい気分に。マイナスイオンをチャージ!!
何箇所か沢を渡ります。昨日の雨で増水しています。橋が壊れているところもあるので慎重に。
床尾山の和田山町側の山肌一帯は、古くから金山として栄え、かつては金の鉱脈が縦横に走り、昭和初期まで採掘されていました。この近辺に精錬所があったということです(写真の看板解説より抜粋)。 そうなんですね。初めて聞きました。
さあ、ここからが本番です。直線的な急登を約40分間登り続けます。これは結構キツイ!お喋りをして気を紛らわせながら登ります。木陰で適度な風があり、汗が冷える感じが心地よいです。
空が開けてきました。もうすぐ頂上です。
豊岡方面を望む。奥に来日山が見えます。この日は雲が多かったのですが、360度パノラマは絶景です。この素晴らしさは登った人にしかわからないですよね~。
天気が良ければ色々な山が確認できます。氷ノ山や千ヶ峰も見ることができました。
頂上は広く開けています。ランチの後は、まったりコーヒータイム。山頂で飲むコーヒーは3倍うまい!!
頂上付近は全体的にキンシバイが植えられています。少し咲きかけていたのですが、これが満開になるとどうなるのか?楽しみです。
百合の花?
揚羽蝶もいました。
そろそろ下山します。直線的な急斜面を下るのを避けるため、少しだけう回するコースで下山します。ちょっとだけ尾根を歩きます、最高!
今回のルートは違いますが、西床尾山から東床尾山への縦走がいいらしいですよ~。また次回の楽しみにとっておきます。
ギンリョウソウを発見。アップで撮影してますが、実物はとても小さいです。
山登りは楽しいですが、気を付けなければいけない事もたくさんありますよね。
熊も生息していますので熊鈴は必須です。また、この季節はヤマビルも出てきますので、専用のスプレーを足回りにしておきましょう。
今回はじめて床尾山に登りましたが、変化に富んでいて、とてもいい山でした。ストレス発散して、明日への活力をチャージできました!
但馬には、氷ノ山や蘇武岳以外にも、登山するのにいい山がたくさんありますが、意外と知られていないと思うんですよね。また次回も別の山を紹介したいと思っています。それでは、よい山行を!