但馬の新年といえば、但馬五社めぐり。
けれども雪が降るし、三密になったらいけないし、何より五社をめぐるのはなかなか大変だし。(最後が本音)
そんな私にぴったりな私的五社めぐり。
身近にある五社を私的に選定してまわってみます。結局六社をめぐってきましたので+1ということで、、。
「いっきゅうさん」の呼び名で親しまれる出石神社は、「古事記」「日本書紀」にも名を連ねる山陰有数の大社です。
但馬国一の宮に位置づけられ、ご祭神は天日槍(あめのひぼこ)。
天日槍は、但馬開発の祖神とされる神様です。(参照:出石まちづくり公社HP)
但馬五社の一つでもあり、大勢の方がお参りされます。出店もありましたよ。
炎をまとった牛の絵馬が飾られています。
その突進力でコロナ退散!!
ご祭神は多遲摩母呂須玖神(たじまもろすくのかみ)で、出石城跡の麓に鎮座しています。
この神様は出石神社に祀られている天日槍の嫡子ですので、出石神社とは親戚関係かしらん。
当初は出石町水上にありましたが、守護職山名氏が居城を有子山(出石城跡の上の方)に移したため、現在地に移転されたと伝わります。
ご祭神は天日方奇日方命(あめのひかたくしひかたのみこと)です。
1,100年前の延喜式神名帳に記載されている由緒ある神社です。(参照:案内看板)
こちらの神社で何といっても目を引くのは、、。
御神木の大ケヤキです。
樹齢は1,000年、幹の周囲8m、高さ30mに及びます。
「健康長寿」「幸福安全」を願い、「幸せの大ケヤキ」と呼ばれています。(参照:案内看板)
写真ではその大きさが伝わりません。ぜひ現地で観てみてください。
ご祭神は素盞鳴尊(すさのおのみこと)で、背後の山を上がった所には愛宕神社が鎮座しています。
毎年8月に行われる愛宕の火祭りは、荒縄で束ねた麦わらに火をつけ振り回す、勇壮な祭りとして知られています。
そんな勇ましいイメージとはちょっと違い、、。
ポップな立て看板と豪華な門松が印象的です。
ご祭神は天日槍(あめのひぼこ)、また出石乙女と加茂大明神も祀られています。
出石乙女は「伊豆志袁登売神」ともいい、美しく心優しい女神で、多くの神様から求婚されます。秋山の下氷壮夫という秋の神と、春山の霞壮夫という兄弟の出石乙女にまつわる兄弟げんかは有名です(壮絶な話ですが)。興味のある方は検索してみてください。
個人的な想いとして、けんかの原因は兄弟の母親ではないかと、、。
最後に訪れたのは、須義神社。上の写真の右側にはイチョウの巨木があります。
ご祭神は由良度美神(うらどのかみ)。本殿は豊岡市指定文化財ですが、覆われていてよく見えません。それだけ地元から大切にされているのでしょう。
失敗しました。最後の最後でこの急階段でした。途中で幾度か休まなければなりません。
上に登ると、「よく頑張った」と両手で万歳をする御神木が待ってくれています。(思い込みです)
いかがでしたか?
どうか、今年が皆様にとってよりよい一年となりますように、、。
チャリン、がらがら、パンパン